うりごくパニック!

□B
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【うりごくパニックB】





俺の名前はボンゴレ嵐の守護者で10代目の右腕、獄寺隼人



ある日、愛猫の瓜といつものように就寝して、朝になり目を覚ますと、なんと…




身体が縮んでしまっていた!!!





あ、違う

正確には瓜と身体が入れ代わっていた



つか、なんで名探偵コ○ン風なんだよ?

他誌だろ、他誌!





そんな訳で、なんとか元に戻ろうと10代目の元に訪れたが、俺の言うことを聞かない瓜が暴走し、人前で雲雀に抱き着いただけに飽き足らず

俺の身体(in瓜)は雲雀に拉致られてしまったのだ





そして、俺はと言うと……





「いい、瓜。お昼には遊びに来るから、此処で大人しくしててね!」

「にょお!?(待って下さい10代目ぇ!!)」



バタン




屋上に、閉じ込められてしまった…

瓜の身体じゃ扉を開けることも叶わない




瓜の奴……今頃、雲雀に喰われてなきゃいいけど;;



















隼人の様子がおかしい


二人っきりの時だってあんな甘えたりしてくれないのに、ましてや沢田達の前でなんか有り得ない



「隼人、何かあったの?」

「別になんもないぜ?ただ、ちょっと素直になろうと思っただけ。こういう俺は嫌いか?」

「嫌いじゃ…ないけど」



いつだって甘えて欲しいと思っていた

嫌な訳がない、寧ろ嬉しいくらいだ



確かに、沢田に対しての隼人を見ていると、恋人に甘えるくらい対した変化じゃないのかも知れない




「雲雀、好きだぜ。キスしていいか?」

「……いいよ」



そう言って隼人は、僕の首に腕を回し、顔を近づけてきた


声も、体温も、このタバコと香水の混じった香りも……間違いなく、隼人のもの

でも、なんだ?この違和感は?




何かが、違う





ドンッ



「っ……雲雀?」



僕は、無意識に隼人の身体を引き離した



「君、……誰?」

「っ………なに言ってんだよ?獄寺隼人以外の何に見えんだ?」

「隼人にしか見えない。でも、君は隼人じゃない」




まさか六道に身体を?

いや、それならもっと早く気付くはず


それに、彼は隼人じゃないと分かるのに、目の前の彼に対して嫌悪感は沸かない





「…プッ、流石は雲雀だな?うん、合格!」

「は?何が合格なの?」

「隼人の恋人合格ってこと」

「なんなの君は?それに、隼人はどこ?」

「んー、多分校舎のどこかにいるんじゃないか?自分で見つけてみろよ。出来なかったら合格取り消しな?」



目の前の隼人の姿をした男は怪しく笑った

誰だか分からないが、取りあえず隼人に害のあるものではないだろう




「分かった。君は此処を動かないでね」





そう言って僕は、応接室を飛び出した




見つけてみろだと?

上等じゃない


直ぐに見つけてあげるからね、隼人…―――




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