小ネタ
□女王様のいいなり(綱獄)
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※2009年、ツナ誕生日記念
※10年後綱獄、獄寺総受け
※『欲しいもの』の続きっぽい
※獄寺が女王様な小悪魔につき注意!
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「う……頭痛い…」
「だから飲み過ぎだと言ったじゃないですか、自業自得です」
今日は10月14日
俺の24歳の誕生日だったりする
昨日はリボーンの誕生日だったから、昨晩は夜通し俺とリボーンの誕生パーティーをしていたのだが……流石に飲み過ぎたかもしれない
ここんところ忙しくてゆっくりお酒なんか飲めなかったしな…
「獄寺君は余裕だね…。結構飲んでなかった?」
「俺、ワインは強いんです。それに、自分の限界は熟知してますから。誰かさんと違って」
「み、耳が痛いです…」
俺と獄寺君が付き合い始めて10年が経つ
獄寺君は癖のある人達にモテているせいか、なんだか図太くなった
いや、なんというか女王様?ボンゴレの守護者も俺には逆らうくせに、獄寺君に言われると素直に従う
正直面白くない
「まったく…ただでさえ人手不足だというのに、これじゃ10代目もまとも仕事が出来ませんね…」
「人手不足?」
「山本も芝生も、未成年のくせにランボまでも酒に潰されて使いもんになりません。少しは雲雀と骸を見習って下さい」
「あの二人も相当悪酔いしてたのに…」
それで昨日は獄寺君にセクハラしまくってた
獄寺君も二人のセクハラにはなれたのか、たいした抵抗もしないし……だから俺は半分やけ酒状態だったのだ
「本人達いわく、酒は飲んでものまれないそうですよ」
「つまり悪酔いは演技か、あのセクハラどもめ…」
本当たち悪いな、あの二人は…
「とりあえず、山本達の仕事は二人に全部回したので、10代目はご自身の仕事をしっかりなさって下さい」
「はい;…でも、よく二人が引き受けてくれたね」
「………」
「………」
「……まぁ、あいつらも10年で丸くなりましたよね」
「え!?なに今の間!?またなんかいやらしい条件飲んで来たんでしょ!?」
「いや、別にそこまでいやらしくは…」
そう言いながら獄寺君は頬を赤く染める
なにその反応?十分いやらしいから!
「………」
「…あの、10代目?怒ってますか?」
「怒ってるよ。獄寺君は俺の恋人じゃないの?」
「恋人ですよ。すみません、10代目が怒るのは分かっていたんですが…。今日は10代目の誕生日じゃないですか。だから余計な仕事は回したくなかったんですよ」
「え…?」
すると獄寺君はさっきよりも頬を真っ赤に染める
「1秒でも早く仕事終わらせて…俺に構って下さい」
「っ!?」
あぁ!そんな真っ赤になっちゃって…!
なんて可愛いんだろう、俺の獄寺君は!!
「……死ぬ気で終わらせる」
「はい!頑張って下さい、10代目!」
ハイパーモードになった俺は、愛しい獄寺君を抱きしめる為に、二日酔いも忘れ仕事に取り掛かった
「獄寺もツナの扱いが上手くなったな」
「リボーンさん……いつから」
「最初からだ」
獄寺が執務室を出ると、扉の外にはリボーンが待ち構えていた
「扱いだなんて……一応、半分は本音ですから?」
「フッ、で?雲雀と骸には何してやったんだ?」
「別にたいしたことないですよ。仕事引き受けてくれなかったら、1週間無視してやるって言っただけです」
1、2を争う最強の守護者も獄寺相手にこれか?
ツナの超直感も獄寺の嘘は見抜けないみたいだしな…
今度ねっちょり修業だな
「あ、今から山本達に俺の仕事押し付けて来ようと思ってるんですが、そのあと食事でも行きませんか?」
「…そうだな」
どうやら俺も含めてボンゴレ全員の弱点は獄寺らしい…
「獄寺、俺の愛人にならないか?」
「遠慮しときます。10代目一筋ですから」
「フッ、よく言うようになったな」
この10年で1番成長したのも、獄寺かもしれない
まぁ、いい方向にかは疑問だが
End?
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え?これツナ誕?ツナの誕生日祝ってる??
そしてまさかのリボ落ちwww
すみません…女王様獄寺が書きたかったんだ←
ツナ様、リボ様、お誕生日おめでとう!