小ネタ

□女王様のいいなり(綱獄)
1ページ/1ページ


※2009年、ツナ誕生日記念
※10年後綱獄、獄寺総受け
※『欲しいもの』の続きっぽい
※獄寺が女王様な小悪魔につき注意!



****





「う……頭痛い…」

「だから飲み過ぎだと言ったじゃないですか、自業自得です」



今日は10月14日

俺の24歳の誕生日だったりする


昨日はリボーンの誕生日だったから、昨晩は夜通し俺とリボーンの誕生パーティーをしていたのだが……流石に飲み過ぎたかもしれない

ここんところ忙しくてゆっくりお酒なんか飲めなかったしな…




「獄寺君は余裕だね…。結構飲んでなかった?」

「俺、ワインは強いんです。それに、自分の限界は熟知してますから。誰かさんと違って」

「み、耳が痛いです…」




俺と獄寺君が付き合い始めて10年が経つ

獄寺君は癖のある人達にモテているせいか、なんだか図太くなった


いや、なんというか女王様?ボンゴレの守護者も俺には逆らうくせに、獄寺君に言われると素直に従う

正直面白くない



「まったく…ただでさえ人手不足だというのに、これじゃ10代目もまとも仕事が出来ませんね…」

「人手不足?」

「山本も芝生も、未成年のくせにランボまでも酒に潰されて使いもんになりません。少しは雲雀と骸を見習って下さい」

「あの二人も相当悪酔いしてたのに…」



それで昨日は獄寺君にセクハラしまくってた

獄寺君も二人のセクハラにはなれたのか、たいした抵抗もしないし……だから俺は半分やけ酒状態だったのだ




「本人達いわく、酒は飲んでものまれないそうですよ」

「つまり悪酔いは演技か、あのセクハラどもめ…」



本当たち悪いな、あの二人は…



「とりあえず、山本達の仕事は二人に全部回したので、10代目はご自身の仕事をしっかりなさって下さい」

「はい;…でも、よく二人が引き受けてくれたね」

「………」

「………」

「……まぁ、あいつらも10年で丸くなりましたよね」

「え!?なに今の間!?またなんかいやらしい条件飲んで来たんでしょ!?」

「いや、別にそこまでいやらしくは…」



そう言いながら獄寺君は頬を赤く染める

なにその反応?十分いやらしいから!





「………」

「…あの、10代目?怒ってますか?」

「怒ってるよ。獄寺君は俺の恋人じゃないの?」

「恋人ですよ。すみません、10代目が怒るのは分かっていたんですが…。今日は10代目の誕生日じゃないですか。だから余計な仕事は回したくなかったんですよ」

「え…?」



すると獄寺君はさっきよりも頬を真っ赤に染める



「1秒でも早く仕事終わらせて…俺に構って下さい」

「っ!?」




あぁ!そんな真っ赤になっちゃって…!

なんて可愛いんだろう、俺の獄寺君は!!




「……死ぬ気で終わらせる」

「はい!頑張って下さい、10代目!」




ハイパーモードになった俺は、愛しい獄寺君を抱きしめる為に、二日酔いも忘れ仕事に取り掛かった
















「獄寺もツナの扱いが上手くなったな」

「リボーンさん……いつから」

「最初からだ」



獄寺が執務室を出ると、扉の外にはリボーンが待ち構えていた



「扱いだなんて……一応、半分は本音ですから?」

「フッ、で?雲雀と骸には何してやったんだ?」

「別にたいしたことないですよ。仕事引き受けてくれなかったら、1週間無視してやるって言っただけです」



1、2を争う最強の守護者も獄寺相手にこれか?


ツナの超直感も獄寺の嘘は見抜けないみたいだしな…

今度ねっちょり修業だな




「あ、今から山本達に俺の仕事押し付けて来ようと思ってるんですが、そのあと食事でも行きませんか?」

「…そうだな」




どうやら俺も含めてボンゴレ全員の弱点は獄寺らしい…





「獄寺、俺の愛人にならないか?」

「遠慮しときます。10代目一筋ですから」

「フッ、よく言うようになったな」




この10年で1番成長したのも、獄寺かもしれない


まぁ、いい方向にかは疑問だが




End?






****
え?これツナ誕?ツナの誕生日祝ってる??

そしてまさかのリボ落ちwww


すみません…女王様獄寺が書きたかったんだ←



ツナ様、リボ様、お誕生日おめでとう!

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ