小ネタ

□お昼寝(瓜獄)
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あ〜、次は数学かぁ〜


かったるいな…よし、サボるか




「10代目!ちょっと席外しますね!!」

「なんだ獄寺、またサボりか?」

「うっせー野球馬鹿。授業出てても寝てる奴に言われたくねー」

「ははっ!それもそうだな!」

「獄寺君も山本も、ほどほどにね」

「はい!それでは失礼します」






そして俺は屋上に向かった


日差しはあるが、風か吹いてるせいで心なしか肌寒い




「こういう時はコイツが居ると便利なんだよな。出てこい、瓜!」

「ふにゃぁ〜」

「なんか眠そうだな?でも調度よかった!一緒に寝ようぜ、お前が居ると暖っけーんだ」



そう言って瓜を持ち上げると…




「ふにゃあっ!!」




引っ掻かれた


いつもの如く……




「お前…な。毎回毎回引っ掻くじゃねーよ!」

「ふにゃん」




ぷいっとそっぽを向いて瓜は俺から離れた所で、丸くなって寝息をたてた




「ったく、可愛くねーな!」




仕方がないので俺も一人でその場に寝転んで瞼を閉じた















「へっくしょんっ!!」



あー、やっぱり寒いな…



そう思っていると、突然ふわりと暖かい温もりを感じた


瞳を開くと瓜が俺に擦り寄っていた



「瓜?」

「にょおん」



ただ自分も寒かっただけなのか、それとも俺がくしゃみなんかしたから心配してくれてんのか…


理由はわかんねーけど




「やっぱりお前、暖っけー」





俺は瓜の温もりを感じながら深い眠りについた―――




















「獄寺君、帰って来なかったね」

「だな。まー腹が減ったらくるんじゃね?」



昼休み

ツナと山本はいつものように昼食をとるため屋上を訪れた





「あれ?あそこに居るの獄寺じゃん」

「あ、本当だ。それに瓜も」

「ははは!こいつら仲良いのな〜」

「クスッ、そうだね」






幸せそうに寄り添いながら眠る2人(1人と1匹)を見ながら


このまま平和な日常が続けばいいな、とツナは願ったのだった







-END-

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