小ネタ
□幸運だって味方する!(山→獄)
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※山本誕生日ネタ
※獄寺がちょっと小悪魔。山本に対してかなり酷い子です。
※ツナがちょっと(かなり?)黒い
※山本が色々可哀相
※山獄というより山→→→→→→獄
※全然誕生日は祝えてません。
※純粋に山獄が好きな方にはオススメしません。
以上の事が許せる方のみの閲覧でお願いします。
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「なぁ、獄寺ぁ〜」
「………」
「土曜日暇?」
「忙しい」
「俺、野球の試合があるんだけど…」
「あっそ。ガンバレ」
「ついでに俺の誕生日なのな!」
「頗る興味ねぇよ」
「だから試合に勝ったら付き合って欲しいのな!」
「寝言は寝て言え野球馬鹿」
いい加減にウザったくなった獄寺は山本の弁慶を蹴りあげた。
流石に痛みで山本はその場にうずくまる。
「い、痛いのな…」
「自業自得だアホ」
山本の告白はもう聞き飽きた。
何度断ってもしつこく諦めない根性は認めるが、正直もう勘弁して欲しい。
ここらで何とか諦めてくれないものか…。
そこで頭を捻らせた獄寺は、ある事を思い付くと山本に視線を向けた。
「応援…行ってやってもいいぜ?場合によっちゃ、付き合ってやらないこともない」
「え!?マジで!?」
今まではウザいしつこいの連発だった為、初めて脈ありな返答に山本は目を輝かせた。
「ただし!条件がある!」
「条件…?」
「試合の最後に逆転満塁ホームランを打て!そしたら付き合ってやる」
「えぇ!?でもそれは俺の力だけじゃどうしようもないのな!」
「運も実力のうちだろ?出来なかったら二度と俺に好きだの付き合えだの言うな。それが条件だ」
この条件がクリア出来なかったら獄寺と恋人になれないうえに、二度と告白も出来なくなるってことか…。
へぇ、面白いじゃん。
「いいのか獄寺?言っとくけど俺は町内会のくじ引きで1等取るくらいの幸運の持ち主だぜ?」
「そういう自慢は宝くじで三億当ててからにしろ」
「じゃあ交渉成立なのな!」
そう言って余裕そうに笑う山本に、獄寺の背筋に悪寒がはしった。
だ、大丈夫だよな…?
さようなら満塁ホームランなんてそう簡単に出来る事じゃないし、ましてや狙って出来る事じゃないはずた。
うん、大丈夫だ。
これで山本から解放される…!!!
…と、思った俺が馬鹿だった。
「獄寺♪」
「っ……」
山本は本当にさようなら満塁ホームランをやってのけてしまった…。
「約束したよな?」
「な、なんの話だ…?」
「付き合ってくれるって言ったろ?」
「なっ…!!そういう事を10代目の前で言うな!!!」
「獄寺君、それは今更だよ」
山本が獄寺君を好きなことくらい並中生ならみんな知ってるよ。
ごく一部の女子が山獄ファンクラブなんて作ってるくらいだからね。
「俺はそんな約束した覚えはねぇ…!!!」
「酷いのなー!俺、めちゃくちゃ頑張ったのに!」
「知るか!悔しかったら俺を惚れさしてみやがれってーの!」
「うっ……まぁ、確かに…。好きでもないのに付き合って貰っても嬉しくないのな…」
「だ、だろ!」
よ、よかった…。
これで無理矢理付き合わされるなんてこてはないな…。
約束破るのはちょっと気が引けるが、山本と付き合うなんて事になったらアイツがマジギレするしな…。
でも、今日は山本の誕生日なんだよな…。
取り合えずなんかお祝いでもしてやるか……。
「分かった。恋人は諦めるけど、逆転満塁ホームランのご褒美と誕生日プレゼントは貰うのな!」
「は…?プレゼントって何を…」
ちゅ
俺の思考が停止した。
あれ?今なんか唇に柔らかいものが…
「頂きv」
「っ〜〜〜〜〜〜果てろー!!!!!」
ドカーンッと獄寺のダイナマイトの爆発音を聞きながら、綱吉は携帯を取り出して何処かに電話をかける
「あ、草壁さんですか?雲雀さんにまた山本が獄寺君にちょっかい出してますよって伝えて貰えますか?」
『いつもすみません、沢田さん』
「もう慣れましたから。お互い大変ですよね、あはははは」
綱吉は渇いた笑みを浮かべながら、鬼の風紀委員長が来て更に大惨事になる前にとその場を立ち去った。
「あ、そうだ。山本お誕生日おめでとう」
果たして聞こえているかは分からないが。
End...
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結局雲獄だったって話です(爆)
獄寺と雲雀は内緒で付き合ってます。
でもツナは気付いてて草壁と裏で色々手を組んでます。
山本もうすうす気付いてるけどめげません!そんな設定です;;
全然山本の誕生日祝えてなくてすみません;
山本は片思いしか書けないです。読めはするんですけどね(^-^;
山本!お誕生日おめでとう!!!