星矢book

□装備:蚊取り線香 コマンド:戦う
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夏である
わざわざギリシャから北緯の低い日本へ帰国した兄弟達は独特な高湿度・高気温にもへこたれず、夏を満喫していた
そう……奴が現れるまでは

「いいか、一匹たりとも逃がすなよ」

一輝の言葉におう、と息を揃えて返す
そんな彼等は腰に携帯用蚊取り線香を装備し、手には各々虫対策グッズをにぎりしめていた
事の発端はつい1時間前
虫刺されをいくつも作った星矢と紫龍がついに腕を掻きむしり、両腕から血をぽたぽた垂れ流すと言った流血沙汰を起こした
そして、同じ事を繰替えしかねんと危惧した兄弟達により今回の蚊撲滅作戦が立てられたのだ

「俺と紫龍と氷河は屋敷中の網戸に防虫剤の塗布、瞬と星矢は各部屋に水炊きの虫よけの設置だ」

「「「「全ては平穏な生活のために!!」」」」

こうして聖闘士最強の名を戴いた子供達と虫との戦いが始まった



End

星矢は寝てても体温高そう→蚊に食われ放題だろうな…と言う妄想から発展しました(笑)
紫龍は普通に血が美味しそうな気がします

しかし聖闘士の肌に蚊が対抗できるのか甚だ疑問です(笑)

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