星矢book

□魔女っ子
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女の子とは、所謂魔女っ子に憧れるときがあるものだ
例に漏れず、彼女もそうだったわけで――




最初に現物を持って現れたのはムウだった
右には美しい細工のされた鉄色の長い杖、左には5種類の石を手にしている

「女神、融機人が使っていた召喚杖なんてどうですか?」

「でも自分にあった属性じゃないと召喚術は使えないのでしょう?」

「無属性なら問題ありませんよ」

普段のニケの杖から渡された杖に持ち替え、説明を聞く女神
ガラスの様に透き通った石と杖を構え、いざ、と言う時だった

「女神、封印の杖を手に入れました!!」

アイオリアが駆け込んできたのだ
そのてにはなんとも不釣り合いな羽をモチーフにした杖
しかも柄の部分はピンク色である

「ついでに星の杖も見つけました」

「ちょっと待ってください。おかしいでしょう、その二つが同時に存在するなんて」

もう一本――こちらは星がモチーフの様だ――杖を取り出したアイオリアにムウはすかさずツッコミを入れた
それを皮切りに口論が始まる
喧嘩するほど仲がいい、を体言する二人に女神は笑顔で傍観者に徹した

「沙織さーん!!虹水晶集めてきたぜー!!」

そこへ嬉しそうに駆ける姿
両手に色とりどりの水晶を持った星矢だった

「まあ、さすが私のエンディミオン!!さっそく銀水晶にして地球制圧を……」

「「!!!?」」

そうこうしながら、今日も聖域は平和に時間が過ぎて行く―――



END







おまけ?


今日の視察の報告をしようと女神神殿に昇ったアイオロスは扉の前に佇む二つの影を見つけた
なにやら中に入るのを躊躇っているようだ
それに手にしているあれは……

「サガ、カノン。どうしたんだ、ほうきなんか睨みつけて」

「いや……これを杖と言っても信じてもらえんだろうな、と」

「だから普通のロッドにしろって言ったんだ!!」

「……は?」

魔法の杖騒動があったことを知らないアイオロスはただ首を傾げるだけだった






若干中の人ネタですみません\(^o^)/
ちなみに元ネタは
ムウ→まねまね師匠@サモンナイト3
リア→ふじたかさん@CCさくら
星矢→某仮面@セラムン
サガ・カノン→じぇいる@幻水ティアクライス


ほうきいいよ、ほうき
常にスタメンの魔法っ子に装備させてます(なんで一本しか手に入んないんだorz)
画面も手装備グラフィックかわるから楽しくてしかたない(笑)



25.魔女っ子

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