FF短編book

□桃の香り
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「あれ?クラウド、唇切れてるよ」


それに最初に気づいたのはティナだった

指摘されたクラウドはグローブのまま指先で唇をなぞる

確かにぴりっとした痛みが走り、最近空気が乾燥していた事に思い付く


「そうだ。これまだ使ってないから」


「…………いや、さすがにそれは」


はい、とティナがとりだしたピンク色のそれにクラウドはたじろいだ

男が使うのは……いや、使う人もいるのだろうけども、抵抗があった

主にトラウマのせいだが

しかし純真無垢な瞳で見つめられて断れる者がいるだろうか、いやいない(反語

この綺麗な子供は純粋に心配してくれているのだから


「ありがとう、ティナ」










バ「あー!!クラウド良いニオイする!!」

セ「桃の匂い、だね。どうしたの?」

ク(……泣きたい)




End



ティナがくれたのは桃の香りのリップクリーム

クラウドのトラウマ→蜂蜜の館イベント\(^o^)/


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