FF短編book
□桃の香り
1ページ/1ページ
「あれ?クラウド、唇切れてるよ」
それに最初に気づいたのはティナだった
指摘されたクラウドはグローブのまま指先で唇をなぞる
確かにぴりっとした痛みが走り、最近空気が乾燥していた事に思い付く
「そうだ。これまだ使ってないから」
「…………いや、さすがにそれは」
はい、とティナがとりだしたピンク色のそれにクラウドはたじろいだ
男が使うのは……いや、使う人もいるのだろうけども、抵抗があった
主にトラウマのせいだが
しかし純真無垢な瞳で見つめられて断れる者がいるだろうか、いやいない(反語
この綺麗な子供は純粋に心配してくれているのだから
「ありがとう、ティナ」
バ「あー!!クラウド良いニオイする!!」
セ「桃の匂い、だね。どうしたの?」
ク(……泣きたい)
End
ティナがくれたのは桃の香りのリップクリーム
クラウドのトラウマ→蜂蜜の館イベント\(^o^)/
=====