FF短編book
□びびでばびでぶー
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「や、その魔法の呪文は危険だクラウド!!」
「……じゃぁ古今東西?」
「ちんちくりんステッキ!?ちんちくりんステッキなのかその杖!!?」
「ザックス、少し落ち着いたほうがいいよ」
ぺちん、とクラウドは持っていた木の枝にしか見えない杖でザックスの額を叩いた
その時少し大きめに作ってあったのだろう黒い服――否ローブの袖がはためく
今のクラウドの姿は書物によく出てくる魔法使いそのものだ
「昔魔法魔術学校入学許可の手紙が来たんだ」
「ああ、お前魔力高いもんなぁ……ってどこにあんだよ、その学校」
「さぁ…?で、その時両親が『入学しないけどローブ着て杖持った姿は見たい』って言い出して」
「その一式を買い揃えたのか」
「うん。最近荷物の整理したら出てきたからって実家から送られてきた。ちなみに杖の素材はイーファの樹、芯はバハムートの鱗。30cm、良質でしなやか」
「呪文にしか聞こえないんですけど……」
「実際呪文なんて一つも知らないから適当に試したんだけど、やっぱりだめだった」
「……ちなみに、どんな」
「まはりくまはりた、ぴーりかぴりらら(以下略)、まかんこうさっぽう、ほのおのや、みずのりゅう、いやしのかぜ、せきしきめいかいは、むーんぷりずむぱわー、ぴぴるぴるぴるぴぴるぴー、とか」
「明らかに魔法呪文じゃないのが混じってたけど!?」
「撲殺天使の呪文はセフィロスさんを一撃死させられる気がするんだけど」
「否定できねぇ!!」
おわれ/(^P^)\
27.びびでばびでぶー
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