その他のbook
□このスケベ
1ページ/1ページ
その日の朝、アスアドは大層機嫌が悪かった
否、アスアドでなくともあのような事をされれば誰でも機嫌は悪くなるものだろう
「…………で、何がしたいんだお前は」
寝起き――しかも昨夜の行為で体はガタガタだ――に無理矢理体を引き上げられ、頭からずっぽりとメルヴィスのインナーを着せられた
剣士と魔導師の差だろう、様々な所に余裕があり、その体格差をまざまざと見せ付けられたアスアドの機嫌はさらに急降下だ
自然と声も低くなる
「あまり肌をだすな」
「…………はぁ?」
意味がわからない、と首を傾げる姿にメルヴィスは苦笑した
自分に向けられる好意には団長に並ぶほど疎い恋人――だとメルヴィスは思っている――はどうも危機感が薄い
ずいっ、と瞳を逸らさず、鼻先が触れるほど近くまで顔を寄せる
そして
「触れたくなる」
「なっ…!!」
囁くように、そっと告げれば瞬時にアスアドの褐色の肌が赤に染まった
「こ、このスケベ!!変態!!エロオヤジ!!!!」
(オヤジとは心外だな。お前とは2歳しか変わらないのだが)
(他は否定しないのか!?)
END
アスアドのあの露出は犯罪だと思います
鎖骨と細腰に毎回目が奪われて…!!
そして剣士団の皆さんがインナーに着ているものがパーカーにしか見えません/(^o^)\
5.このスケベ
お題配布元
1000のお題集