この唄、君に捧ぐ。-紅と蒼の交響曲-


□RetraceT-始まり-
3ページ/6ページ














───で、目が覚めたら知らない場所にいて。
(なんか見たことある気が・・・・・・)








いつの間にか360°囲まれて剣を突きつけられています☆








以上、回想でしたぁ。










「おい!話を聞いているのか?」






『・・・・・・;』







どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう。






俺まだ死にたくねぇし!!







どうする・・・・・・どうする俺!!!









「そこで何をやっている」




後ろから聞き慣れた低い声が響く。
















あ・・・れ・・・・・・?






この声・・・いやまさか。






でも・・・・・・








『ヴァン・・・・・・?』









・・・そう、そこにいたのは、確かにヴァン・グランツ───いや、ヴァンデスデルカ・ムスト・フェンデ。




目を見開いてずっとヴァンを見ていると・・・・・・











目があった。



そして・・・笑った・・・・・・?






今確かに、一瞬だけど、俺にしか見えない位置で、静かに笑った。









「なにをやっている、と聞いている」










「あっ・・・いえ、なんでも見たことのない不審人物がいたので、問い詰めて・・・」










「・・・・・・そいつは私の客人だ」



















































・・・は?





『えっ、あのなにいっt・・・』




「そうでありましたか!そうとも知らず、これまでのご無礼、お許しください!!」







単純。こんなに単純でいいのか?








『いや・・・・・・俺は別に・・・』








「それでは失礼します!」







うわぁ。あんだけいた兵士がみーんないなくなったよ。






そこに残ったのは、勿論俺とヴァン。







・・・一応助けてもらった、のかな?

















次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ