Long

□第五夜
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「…一昨日の夜の血臭事件について…
結局なにも知らされなかったよね僕たち…」


藍堂は血液錠剤を溶かしたであろう
赤く染まった液体を、コップから溢しつつ特殊能力で瞬時に凍らせていく。
その様子を、架院は眠い目を擦りつつ眺めていた。


「ふああ…俺は別に興味ないね…」


「あれさ…優姫ちゃんの血の臭いだよ
他にも…
少し混ざってたけどね」



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