SHORT
□止まらない感情
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「早いな」
『んん……くっ…はぁ…』
息を整えようにも、体が火照っていって出来ない。
「…もっと感じさせてやるよ」
まるで媚薬のような囁きに、どんどんコイツに押し込まれていく…
『んぁ、』
唾液とザーメンで濡れた指を、グリードは尻の穴に入れてきた。
少し違和感を感じたが、それは最初だけで、後は快楽を感じるだけだった。
『んぅ、はあ…ゃ…あっ…』
「おいおい、初めての割にしちゃ随分と緩いな。もう三本も入ってるぜ?」
『ふあ…あ…んっ…んん…』
「淫乱な身体だな」
『ちがっ…ゃあ…はっ…あっ…んぁ…』
バラバラに動く指。空いた左手は乳首を弄る。初めて味わう感覚に、身が捩れていく。
『はぅ…あっ…ん……ゃあん!、』
「おっ」
グリードの指がある場所に触れた途端、俺は跳ね上がるかのように甲高い声が上がった。
自分でも理解出来ないのに、目隠しで見えないが、おそらくグリードは笑みを浮かべ、そこを中心的に攻め始めた。
『ぁあっ…ゃだ! 変…だっ…そこ……だめぇっ…また、イっちゃ……』
普段の自分なら、こんな声を出す訳がない。自然と出てしまう甘い声に、恥ずかしさが募るばかり。
『ひゃ…ぁあっ…んぁ…はあっ……あっ…あ、だ…めぇ…』
「1人でイクなよ」
『んぅっ…あ、ゃだ…抜かないでぇ…』
指が抜け、咥えるモノがなくなったそこは自分でも分かるくらいヒクヒク収縮していた。
もうとっくに理性が飛んでいる俺の口からは、喘ぎとはしたない言葉が出るばかりだ。
『…っはあ…ほし、ぃ……っ指ぃ…入れて、ぇ…頼むよぉ、』
「指より良いもんやるよ」
もっと気持ちいいもの?
そんなものあるの?
そう思っている内に、穴に何かがあてがった。
『はぅ、』
「何か分かるか?」
穴に当たっていたのは、グリードの自身だった。先端だけでも分かるその大きさに、俺は生唾を飲み込む。
『んっ…そんなの…入らなぃ……』
「平気平気。お前の身体、エロいし」
『…でもっ、まだっあぁぁあ!!』
人が話している最中に挿入し始めたグリードの自身は、思った通りの大きさで、俺は痛いどころか、逆にとても気持ち良かった。
『…あぁ! …待、ぁっ…んぁ……深、ぃいッ…』
「きっつー…」
『…はぁ…んっ、だめ…っ…』
「ダメぇ? んなに感じてるくせによぉ…」
『はひぃっ!!、』
最奥に入れられ、身体が跳ね上がる。
あまりの気持ちよさに息をするのも忘れそう。
おまけに開け放しの口からは唾液が垂れているが、そんなのどうでもよくて、俺は全てを快楽に身を任せた。
『はあ…はっあっ…あ、あっ…スゴ、』
「ああ? なにが?、」
『…あっ…んあ! はっ、…あっ…あ、…後ろ、こすれて…気持ちぃ…』
俺の腰をがっしりと掴み、グリードは強く腰を打ちつける。
そのたび狙っているのか、前立腺をこすれて、俺は寄りいっそう声が上がる。
『ゃっんぁ、あぁあ…あっひ…ゃあ、ンくうっ…』
「んなに気持ちいかよ、」
『ぁひっ、気持ち…もっと、もっとぉ! ぁああ、んぁあ、』
「おら、中に出してやるからっ、しっかり飲めよ!、」
『っぁあ…ほしっ、ぁん、っせいぇき…出してぇっ、…ひゃうぅ!』
吐精したモノは俺の中を満たしていく。
グリードは全てを出し終えたのか、自身を抜いた。かと思えば、俺をうつ伏せにさせると、ザーメンでぐしょぐしょになった穴に再び自身を入れ始めた。