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□その笑顔は反則だから
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「なに、かんがえてる?」



『なにも』



「俺のこと?」



『まさか』



「ちェっ、残念」



『残念もくそもないよ』





今日も晴天で窓をみるだけで目がチカチカする。
お茶を喉にいれる。
やっぱ夏は麦茶だな。
あ、付け足しで名無しさんのつくった麦茶な。




『なに幸せそうな顔してんの?』


「え?そう?」


『あ、わかった。あたしと一緒にいれるからでしょ?』



「そうなのか?」



『ごめん、からかわなきゃよかったね』







なんとなくドキっときた面に対してそしてなんとなく名無しさんの隣に座りたくなった








『なにいきなり隣にきて』



「抱き締めていい?」





『え、無理』



「拒否権なし」





ソファーに名無しさんと一緒に倒れこんだ







『拒否権ないのなら聞かないでよ』




「だって、ぜってェ却下されるとおもったもん」




『思ったならやめなさい』








「名無しさんちゃんしろーい」




『日焼け止め塗ってますから』



『さわんな』っていいながら俺の頭をはたいてきた

また、これがかわいいんだけど




『もじゃ毛〜っもさもさする』




「おいおいもっと天パになんだろ」




『いいじゃんあたし銀時の髪好きだよ』




「髪だけ?」


いじめてやろう。
そう思った。
名無しさんなら『うるさい』っていうだろう
そしたらキスでもして黙らしてやれ












『訂正、銀時の全部好き』












あー、不意討ち
















夏一番の笑顔には敵わない


(くそー・・男を見せろ坂田銀時)
(なにバカいってんのアホの坂田)





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