たんぺんだ、コノヤロー
□夢のない正夢
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起きなさい、起きなきゃ
俺に唇の感触をさせているのは誰だ
目を覚ませ、
自分の命令のままに俺は目を覚ました
イスに座っていて、ケツが痛かった。
うつ伏せもしなかったから、背中も痛い
そんなことより目の前には誰もいなくて、捜した
『なに、してんの??』
教室を出て、丁度角にまがったとたん彼女は顔をだした
「名無しさんか・・・」
『何が?』
「名無しさんちゃん俺にキス、した?」
『銀八・…傲慢だね』
「お前しかいないだろ」
『あー…私、銀八にキスした犯人しってるよ』
名無しさんは後ろにクルッとまわって去っていった
彼女を追いかけた
(お前しかいねぇって!)
(だから、犯人知ってるって)