たんぺんだ、コノヤロー

□弱者
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時々、俺がもう一人いる。

そいつは俺に頭にくること言っては、消えてく。


お前は、誰だ。






(よォ、俺。)


「またお前かよ、くんなっていったろ」




(相変わらず銀さん、いい男だなー)




「人の話きけよ。帰れ」



(そういうなよ、)



「おんなじ顔あると気持ちわりぃんだよ、消えろ」


(つめてェやつ、同じ顔してんのになぁここまで違うか)



「あたりめェだ、おめェと一緒にすんな」


(俺もお前となんか一緒にされたかねェよ)


「・・・・」


(それに、なんだお前。)



「うるせェよ」



(俺の癖に、なんだそのザマは)


「うるせェっていってんだろ!!」





(・・・はぁ)




(泣くなよ、みっともねェ)










(女ひとり、守れねェのかお前は)






「名無しさん・・・ごめんな、・・ごめん・・・」


自分の膝で死んでしまった名無しさんを抱き締めた

こいつの前だろうが関係ねェ

好きなやつひとりも守れなかったんだ





(だから、お前は弱ェんだよ)




「・・うる、せェ・・・っ」




「帰れ・・よ、帰れってくれよ・・っ」





(俺も名無しさんのこと愛してたんだぜ?俺はお前だもんな)





(そこでだ、提案があんだけどよ)



(なぁ、銀時。)







(代わってやろうか?)




















(名無しさんが、俺と話してる…)




笑ってる、生きてる。




あれは俺じゃない、あいつだ





(なんで、お前がそっちにいるんだよ!!)




「よォ、俺!」



(名無しさんに触るな!かえせ!戻せ!)




「うるせェなー、俺がこっちにきたから名無しさんは生きてるんだよ」




(おい!戻せ!)



「じゃぁな、元銀時。」




「弱い奴はそこでみてな」
















ここは強き者が生き残れる



(名無しさん…気付いてくれ・・っ)








→オマケ


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