書斎

□ガールズトーク
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セブンスヘブン――午後――


「ねぇ、ユフィ」

「んー?」

「今お店はまだ開店してないじゃない?」

「うん」

「クラウドは配達でいないじゃない?」

「うん」

「マリンとデンゼルは遊びに行ってていないじゃない?」

「うん」

「だからさぁ・・・ガールズトークしない?」

「ガールズトーク?」

「そう。例えばー・・・ヴィンセントって、夜はどんな感じなの?」

「っ!!そ、そんな話・・・!!」

「折角の女の子同士なんだからしましょう?それに、こういうのも悪くないじゃない?」

「ま、まぁ、そうだけど・・・」

「で、どうなの?実際の所」

「え、えっと・・・そ、それよりティファの方から先に言ってよ!」

「私?私の所はもう、ある意味で緊迫した中でやってるわよ」

「そうなの?」

「だって、マリンとデンゼルに聞こえたらマズイでしょ?だからドキドキの中でね」

「へぇ〜。でも、そんな中であのチョコボ頭は意地悪して来る?」

「勿論してくるわ。声が出ちゃうからダメって言ってるのに」

「で、優越に浸った笑顔をしてると?」

「そうそう・・・って、そ、そんなんじゃ・・・」

「へぇ〜、クラウドってSなんだね」

「そ、それよりヴィンセントはどうなの?」

「ヴィンセントはねぇ・・・ドSだよ」

「えっ!?そうなの!?」

「うん、意外にもね。結構アタシが嫌がってる所を楽しんでるよ」

「そんな風には見えないけど・・・人は見かけによらないってのはこの事ね」

「しかもアタシの方から夜中にベッドに潜りこむ時があるけどヴィンセントから来る時もあるんだよ」

「え?夜這い!?」

「ま、まぁ、簡単に言えばそうかな?」

「それで?どうなの?」

「んー、普通に一緒に寝てるけど、下手したらアウト」

「あら、ユフィが恋しいのね」

「仕方ないんだから、ヴィンセントは」

「ちなみに、ヴィンセントから潜りこんで来る理由は何?」

「それはー・・・気が向いた、からかな?」

「気が向いたからって・・・アバウトなのね」
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