ゴルアル学園

□アニマル デイ
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屋内プール

アニキ「カッテキタゾ!!」
ジタン「どうしたんだよ?難しい顔して」
クラウド「実はさぁ・・・」
ジタン「何だよ?」
クラウド「女子がプールに入りたいって言って、それぞれの部屋の代表者五人がこっそり寮に行ったんだ」
ジタン「はあっ!!?」
スコール「安心しろ。ヴィンセントが付いて行った」
ジタン「だからってよぉ・・・」
クラウド「今は五時間目の授業の途中だから、見つかる確率は低いさ」
ジタン「だといいんだけどよぉ・・・」





その頃・・・

・・・キョロキョロ

ヴィンセント「・・・よし、誰も居ない。行くぞ」
ユウナ「はい」
ベアトリクス「ええ」
イリーナ「はい」
風神「御意」
リュック「はいは〜い」

ササササッ

ユウナ「そういえば、ヴィンセントはどうするの?ここで待つの?」
ヴィンセント「・・・私は自分の部屋に行ってくる。用を済ませたらすぐに行くから皆と待ってろ」
ユウナ「はい」
イリーナ「行きますよ、ユウナさん」
ユウナ「あ、はい!」

???「あれー?ユウナ先輩?」

ビクッ

リュック「まさか〜・・・」
風神「・・・シェリンダ・・・」
シェリンダ「どうしたんですか〜?こんな所で」
ユウナ「シェ、シェリンダちゃんこそ、どうしたの?」
シェリンダ「忘れ物取りに来たんですけど、階を間違えちゃって!私ったら本当にドジですよね〜!」
ユウナ「そ、そうなの・・・」

風神「ユウナ・・・焦燥・・・」
ベアトリクス「幸い、シェリンダは私たちに気付いていないようだ」

シェリンダ「あれ〜?ユウナ先輩、頭に―――」
ユウナ「はい!!」

ボコッ!!!!!

シェリンダ「うぎゃ!!」

バタンッ

ユウナ「ご、ごめんなさい!!!!!」
リュック「やるねユウナ〜!」
ベアトリクス「流石だ」
イリーナ「これは確実に記憶は吹っ飛んでますね!」
風神「・・・正判断・・・」
ユウナ「だ、誰にも言わないでね・・・!!」
リュック「あ、ヴィンセント」
ユウナ「えっ!?」

ヴィンセント「・・・」

ユウナ「ヴィ、ヴィンセント・・・!!」
ヴィンセント「・・・・・・ティーダには言わないから安心しろ」
ユウナ「ああ〜・・・!!!」
ベアトリクス「ヴィンセントは口が堅いから安心するんだ」
ユウナ「それでもヴィンセント、私への認識を少し変えた筈だよ〜!」
ヴィンセント「・・・そんなことはないが、思い切ったことをするのだな」
ユウナ「ほら〜!!」
イリーナ「そんなことより、早く寮に入って目的を遂行しましょう!」
風神「・・・シェリンダ、覚醒・・・」
リュック「そーだよ!シェリンダが起きる前に早く行こう!」
ユウナ「うん」



廊下

・・・・・・

・・・キョロキョロ

ヴィンセント「・・・こっちだ」

タタタタタタッ

シュワ〜〜〜〜〜〜〜ッ(幻光虫が集まる音)

ヴィンセント「何っ!!?」

シーモア先生「確か資料室は・・・おや?」

ズダン ズダン ズダン ズダン!!!!!

バタッ

ヴィンセント「・・・行くぞ」
ベアトリクス「流石元タークス。迷いがないな」
風神「・・・」

ボカッ(シーモア先生の頭を強く叩く音)

ユウナ「何してるの、風神?」
風神「・・・記憶消去・・・」
ヴィンセント「見られる前に撃ったのだから大丈夫な筈だ」
風神「御意」
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