記念

□お泊まり会
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006号室

「今度の休みどうする〜?」

と、問いかけてくるのはリュック。彼女はベッドで頬杖をついて足を交互にゆっくりばたつかせる。

「ん〜、探検する気分じゃないな〜」

と、答えるのはセルフィ。彼女は漫画を読みながら探検に行くのを渋った。

「そ〜だな〜」

と、考えこむのはユフィ。そして、一つの提案を彼女はした。

「あ、ねぇ!アタシの家に泊まらない?」
「「ユフィの家に!?」」

二人ははもってユフィを見た。

「そ!お泊まり会しよ!」
「お泊まり会か・・・。いいね!」
「やろやろ〜!!」

すっかり乗り気の二人。

「三人じゃ寂しいから誰か他の人も呼ぼう」

おーっ!とリュックとセルフィは声を上げた。





【お泊まり会】







「という訳で、シェルクと風神はどう?」

と、二人に尋ねるユフィ。
リュックとセルフィは別の人たちに声を掛けに行っている。

「すいません、お姉ちゃんと買い物に行く約束をしているので」
「・・・我、仕事・・・」

風神はバイトがあるということだった。

「そっかぁ、残念」
「すいません」
「・・・謝罪・・・」
「あー、いーよいーよ。また今度ね!」





「あー、用事あるんかー」

セルフィはイリーナとエーコを誘っていた。だが、二人も用事があるようだ。

「すいません、レノさんとデートがあるので・・・」
「ヒューヒュー!!」

すかさず茶化すセルフィ。抜け目がない。

「アタシは町内のお手伝いしに行かなきゃいけないの」
「それは残念や〜」

セルフィは残念そうな顔をして肩を落とした。





「その日はちょっと・・・」

リュックはガーネットを誘っていたが、ガーネットも都合が悪いようだ。

「もしかしてデート?」
「え、えっと、それは・・・」
「ガーネット、今度のデートさぁ―――」

何も知らずにやって来たジタン。
一方のガーネットはデートということがバレてしまい、顔が真っ赤だった。
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