古書T

□ハロウィン
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男子寮―002号室―

コンコン

ヴィンセント「・・・開いてる」

コンコン

ヴィンセント「・・・?」

スタスタ・・・

ガチャ

ユフィ「トリック・オア・トリート〜!!」
ヴィンセント「・・・ユフィ・・・」


ヴィンセント(これまた露出の高い仮装を・・・)


ヴィンセント「・・・これでいいか?」
ユフィ「お、ペロペロキャンディー・カボチャ味!センキュ〜!」
ヴィンセント「・・・その仮装、寒くないか?」
ユフィ「まぁね。でもまぁ、ヘーキかな?」
ヴィンセント「・・・私のマントっを貸そうか?」
ユフィ「だーじょぶだーいじょぶ!ヘーキだって」
ヴィンセント「・・・そうか」

・・・・・・

ユフィ「・・・何?」


ユフィ(やな予感・・・)


ヴィンセント「・・・トリック・オア・トリート?」
ユフィ「なななな、何でそーなるんだよ〜〜!!?」
ヴィンセント「・・・いいだろ、別に」
ユフィ「でもさ〜・・・」
ヴィンセント「・・・くれないならイタズラ、だ」
ユフィ「例えば?」
ヴィンセント「・・・お前が食べている物を横から一口」
ユフィ「え〜それはヤダ〜!!」
ヴィンセント「・・・なら、お菓子をよこすんだな」
ユフィ「む〜・・・。仕方ない」




調理室

ユフィ「はい、これ」
ヴィンセント「・・・このケーキは?」
ユフィ「今日ティファやみんなと作ったカボチャケーキ」

サクッ サクッ

ユフィ「はい、あ〜ん」
ヴィンセント「・・・ユフィ、自分せ―――」
ユフィ「あ〜ん」
ヴィンセント「・・・」

パクッ

ユフィ「おいしい?:

コクッ

サクッサクッ

ユフィ「はい、あ〜ん」

パクッ

ヴィンセント「・・・」

スッ

ユフィ「あ、フォークを・・・」

サクッ サクッ

ヴィンセント「・・・口を開けろ」
ユフィ「あ〜んて言ってくんなきゃヤダ」
ヴィンセント「・・・・・・あーん」
ユフィ「ん〜!おいしい〜!」

サクッ サクッ

ヴィンセント「・・・あーん」
ユフィ「あ〜ん♪」

パクッ

ユフィ「あ、皿とフォークは桶に入れといていいよ。後でアタシが洗っとくから」
ヴィンセント「・・・では」

ス・・・

ユフィ「体育館に行こ!」
ヴィンセント「・・・ああ」

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