古書T

□至福の時
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『ネロVSヴィンセント』のヴィンセントver



ヴィンセント(ユフィは判るだろうか?)

ヴィン猫「ニー」

タタタッ


・・・・・・


ヴィンセント(・・・見つけた)

ヴィン猫「ニャー・・・」
ユフィ「ん?猫?」
ヴィン猫「ニ〜・・・」
ユフィ「あ、猫だ!でもなんでこんなとこに・・・まぁいっか。おいで、怖くないよ」
ヴィン猫「ニャアー♪」

ヴィンセント(ユフィ・・・!)

よいしょ

ユフィ「あれ?なんかみたことあるような・・・目、赤いし・・・」

・・・・・・

ユフィ「もしかして・・・ヴィンセント?」
ヴィン猫「・・・」

コクッ

ユフィ「うそぉっ!?ヴィンセント!!?ちょ・・・もしそうだったらアタシのおでこ叩いて?」
ヴィン猫「ニー」

ペチッ

ユフィ「・・・ヴィンセントだ」

・・・・・・

ユフィ「ヴィンセント〜♪アンタどうして猫になってんの〜?」
ヴィン猫「ニー」

ヴィンセント(いろいろ・・・な)

ユフィ「いつ見ても可愛いな〜♪」

ぎゅう・・・

ヴィン猫「・・・」

ヴィンセント(甘い香りが・・・ユフィの顔が・・・感触が・・・!)

キーンコーンカーンコーン♪

ユフィ「あ、四時間目のチャイム鳴った。ヴィンセントは猫になって出来ないからアタシの膝の上にいな?」
ヴィン猫「ニャー」

ヴィンセント(アリガトウゴザイマス)





四時間目・・・Z組、\組・商業

オオワカヤ先生「あれ?ヴィンセント君はどうした?」
ユフィ「ここにいま〜す!」
ジタン「何で猫になってんだよ?」
ユフィ「さぁ?」
オオワカヤ先生「まぁ、いるならいいか。あ、ユフィちゃんの膝の上にいていいからな」
ユフィ「よかったね、ヴィンセント」

なでなでなで

ヴィン猫「ニー」

ヴィンセント(幸せだ・・・!)


授業中・・・


すりすりすり(尻尾がユフィの太股をかすめている)

ユフィ(・・・くすぐったい・・・!)

ヴィン猫「・・・」

ヴィンセント(いい・・・よな?」

コテン(顔をユフィの太股に乗せる音)

ユフィ(眠いのかな・・・?)

なでなでなで

ヴィンセント(・・・いい・・・みたいだ)


キーンコーンカーンコーン♪


オオワカヤ先生「はい、今日はこれで終わりだ。今度はアイテムを買った時の店の儲かり様と売った時の店の焦り様を説明をするからね」

みんな(こんな授業でいいのだろうか?)

ユフィ「ありがとねーヴィンセント♪アンタが膝の上にいてくれたおかげで全然寒くなかったよ!!」
ヴィン猫「ニャー」

ヴィンセント(役に立てたなら何よりで・・・)



食堂

リュック「まさかヴィンセントが猫になるとはね〜」
セルフィ「その猫本当にヴィンセントなん?」
ユフィ「ヴィンセントだよ。目も紅いし、合宿の時に見たのとそのまんまだもん」
セルフィ「ふ〜ん」
ユフィ「ヴィンセント、皿に出したヨーグルトおいしかった?」
ヴィン猫「ニャア」
ユフィ「そっかそっか♪あ、口の周り拭こうね」

ぬぎぬぎぬぎ

リュック「ていうかさ〜、何で誰も驚かないんだろ?」
セルフィ「まぁ、環境が環境だからね〜」
ユフィ「アタシたちも食べ終わったし、どうする?」
セルフィ「今日は午後、授業ないんだよね?」
リュック「だったらゆっくり部屋でごろごろしな〜い?」
ユフィ「さんせ〜!」
セルフィ「今日の授業は有り得ないくらいかったるかったもんな〜」
ユフィ「ヴィンセントも一緒に行こうね〜」
ヴィン猫「ニャ〜・・・」

ヴィンセント(いいのか・・・?)





006号室

リュック「・・・なんか、眠いね」
セルフィ「ねー・・・」
ユフィ「寝ない?」
リュック「寝よっか」
セルフィ「じゃあ、お休み〜」
ユフィ「お休みー。ヴィンセントもお休み」
ヴィン猫「ニー・・・」

ヴィンセント(お休み)

ぎゅう・・・

ヴィンセント(・・・これ以上の幸せは・・・もう・・・)



三時間後・・・



ヴィンセント「む・・・うん・・・」

・・・・・・

ヴィンセント「・・・元に戻ったのか」
ユフィ「・・・んん、ヴィン・・・セント?」
ヴィンセント「・・・起こしてしまったか?」
ユフィ「うーうん・・・」

もぞもぞもぞ・・・(ヴィンセントに寄る音)

ヴィンセント「・・・ユフィ・・・?」
ユフィ「・・・猫のヴィンセントもあったかいけど、人間のヴィンセントもあったかい・・・zzz・・・」
ヴィンセント「・・・寝てしまったか・・・」

・・・・・・

ヴィンセント「・・・お休み、私の可愛い子猫」

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