季節限定

□ダブルデート
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002号室

アーヴァイン「どこにデートに行こうか?」
ヴィンセント「・・・そうだな・・・。そういえば、ツォンからこの間の誕生日会でゴールドソーサーのチケットを貰った」
アーヴァイン「へ〜?ツォンから?意外だよ」
ヴィンセント「・・・キスティスを誘おうとしたがどうしても勇気が出ず、勿体ないので、泣く泣く私にこれをくれたとか何とか・・・」
アーヴァイン「・・・何か重いね」
ヴィンセント「・・・ああ。だが、このチケット、二人一組用の半額チケットなんだ」
アーヴァイン「それが×2だから・・・丁度四人で行けるね」
ヴィンセント「・・・ゴールドソーサーにでもするか」
アーヴァイン「そうしよう!でもいいの?もう一枚のチケットを僕たちのために使って」
ヴィンセント「・・・あっても仕方ないからな。私は一向に構わんぞ」
アーヴァイン「流石ヴィンセント!じゃあ、日程決めようか」



昼休み―屋上―

セルフィ「話ってなーに?アービン」
アーヴァイン「いや、大したことじゃないんだけどね・・・」

カシャン(金網に手を掛ける音)

ヴィンセント(カッコつけなくても・・・。やはりアーヴァインは本番に弱いな)

ユフィ「ねぇ、アタシたち、席外した方がいいんじゃない?」
ヴィンセント「・・・いや、するほどではないから安心しろ」
ユフィ「?」
アーヴァイン「実はさぁ、ヴィンセント、誕生日プレゼントにゴールドソーサーのチケット貰ったんだって、二枚」
セルフィ「うん?」
アーヴァイン「しかも、二人一組で半額のチケットを二枚持ってるんだって」
セルフィ「うん?」
アーヴァイン「それで、僕たちも一緒にゴールドソーサーに行っていいみたいだよ」
セルフィ「ホンマ!?ええの?ヴィンセント」
ヴィンセント「・・・構わん」
ユフィ「えー?いいなー」
ヴィンセント「・・・勿論、お前もだ、ユフィ」
ユフィ「えっ!?ホント!!?いいの?」
ヴィンセント「・・・ああ、そのつもりだったか―――」
ユフィ「ヴィンセント大好き!!」

ひしっ

ヴィンセント「・・・」
セルフィ「(戸惑ってる、ヴィンセント?)」
アーヴァイン「(てか、固まってる?)」
ユフィ「で、いつ行くの?」
アーヴァイン「今度の土曜だよ」
ユフィ「今度の土曜だね?楽しみだね、セルフィ!」
セルフィ「そやな!」

ヴィンセント&アーヴァイン(よしっ!!)
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