季節限定
□初詣
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夜道
ユフィ「風呂入ったあとだけどやっぱ寒いね〜」
ヴィンセント「・・・大丈夫か?」
ユフィ「うん!行こ!ウータイ地区の神社に」
ウータイ地区の神社
ユフィ「やっぱ並んでるね〜」
ヴィンセント「・・・しばらく待ちそうだな」
ユフィ「じゃあ、その間・・・」
スッ(ヴィンセントの両手を掴む)
ヴィンセント「・・・ユ・・・フィ?」
ユフィ「手、温めてくれる?出来ればこの革の手袋取って」
ボンッ
ヴィンセント「・・・わ、私の手は・・・お前より冷たい・・・ぞ?」
ユフィ「それでも今はアタシの方が冷たいよ。ね?して?」
ヴィンセント「・・・では・・・」
ヴィンセント(ユフィの・・・手に生で触れる・・・瞬間・・・)
さすさすさす(さすってあげるてる音)
ユフィ「あったか〜い!」
ヴィンセント「・・・そうか」
ヴィンセント(意外にも小さくて・・・可愛い・・・。赤子の手のようだ・・・)
二十分後・・・
ユフィ「やっとアタシたちの番だね」
チャリーン
チャリーン
ぱんぱんぱんっ
・・・・・・
ヴィンセント「・・・ユフィはなんとお願いした?」
ユフィ「来年もセルフィやリュックたち、それからみんなと楽しくやっていって、珍しいお宝が手に入りますようにって」
ヴィンセント「・・・叶うといいな」
ユフィ「ヴィンセントは?」
ヴィンセント「・・・内緒だ」
ユフィ「え〜っ!?ずる〜い!」
ヴィンセント(来年こそはユフィに告白できますよに・・・なんて言える筈がない)
ユフィ「絵馬でも書いてかない?」
ヴィンセント「・・・そうだな。―――二枚下さい」
神社の人「はい、二百円です」
ユフィ「アタシの分もいいの?」
ヴィンセント「・・・このくらい安い」
ユフィの絵馬
みんなと仲良く、尚且つラッキーなことが続きますように
ヴィンセントの絵馬
努力が実りますように