ゴルアル学園

□合宿
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合宿心得

1.武器は必ず持参

2.筆記用具とルーズリーフまたはノートを持って来ること

3.油断はするな

4.生き残れ





以上



男子寮―001号室―

クラウド「・・・このしおり作ったの誰だよ」
スコール「不明だ」
クラウド「ジタン、それは下剤だから飲むな」
ジタン「え?ナンノコト?俺は下剤で腹を下して合宿を休もうだなんて微塵も考えてねーよ?」
スコール「その言い方が合宿を休みたいことを雄弁に語ってるな」
ティーダ「俺・・・還るよ」
クラウド「待てい」

パシッ

クラウド「異界に行って一時的にしのごうなんざそうはさせねぇぞ」
ティーダ「な、何のことスか?そんなこと全然微塵もこれっぽっちも考えてないッスよ」
クラウド「嘘つけ。顔に書いてあんぞ」
ジタン「ヤダヤダヤダーー!!俺はあんな殺人鬼どもがいる学園なんかに行きたくない〜〜〜!!!」
ティーダ「俺も行きたくねぇよ〜〜〜!!!」
クラウド「我儘言うな!!みんな嫌なんだよ!!」

スコール(まるでおかんだな)

バンッ

アーヴァイン「ねぇ、ちょっと来て!!」
クラウド「ああ?」




男子寮―002号室―

アーヴァイン「ヴィンセントが棺桶の蓋をガッチリ閉めて出てこようとしないんだ!!」
クラウド「お前も嫌か・・・。アーヴァイン、キスティスから写真貰ってこい」
アーヴァイン「え?」
クラウド「勿論、貰ってくるものはわかってるよな?」
アーヴァイン「う、うん」
クラウド「なるべくレアな写真を貰ってこい」
アーヴァイン「わかった!!」
スコール「大丈夫なのか?」
クラウド「この手の交渉なら軽い」

15分後

アーヴァイン「お待たせ〜!!!」
クラウド「やけに遅かったな」
アーヴァイン「うん、女子の方も大変みたいでさぁ」
クラウド「やっぱりか・・・。で、写真は?」
アーヴァイン「三枚貰ったけど、これでいいかな?」
クラウド「ふむ・・・・・・上等だ。・・・ヴィンセント」
ヴィンセント「・・・なんだ?」
クラウド「棺桶から出てくるつもりはないんだよな?」
ヴィンセント「・・・無論だ」
クラウド「今、俺の手に三枚の写真がある。どれもこれもユフィの写真だ」

ピクッ

クラウド「一枚目はチャイナ服を着た写真。足がスラッと出ててセクシーだぞ」

ピクッ

クラウド「二枚目はハロウィンの時の魔女のコスプレの写真。セクシーポーズをしてるから中々おいしい写真だぞ」

ガタッ

クラウド「最後の三枚目の写真は水着姿の写真だ。可愛いぞ?」

ガタガタッ

クラウド「くそっ、後もうひと押し」
アーヴァイン「そういえば、キスティスからもう一枚切り札にって、貰ってた」
クラウド「お?・・・・・・ヴィンセント、これでどうだ?この間のお前の誕生日の時に撮られたお前とユフィの初のキ―――」

ガタンッ

ヴィンセント「・・・よこせ、全部」
クラウド「その代わりに合宿に出ろ」
ヴィンセント「・・・・・・仕方ない」
アーヴァイン「お〜〜!!」

パチパチ

ワッカ「熱心だな」
クラウド「俺はな、ワッカ。みんなが大変な思いをして行くのに、一人だけ逃げて行かないなんてのはいやなんだ。同じ大変な思いをしてくれなきゃ困るんだ」
スコール「・・・ヒソヒソ(ACで逃げてたくせにな)・・・」
ヴィンセント「・・・ヒソヒソ(なぁ)・・・」
クラウド「なんか言ったか?」
二人「いや・・・」
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