巻物

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ある日、ルーファウスによる女性陣への社長命令が下った。

ティファ「ファッションモデル?」
ルーファウス「そうだ。取引先の奴がどうしてもお前たちをモデルとして使いたいらしい」
リュック「見る目あるじゃん!」
エーコ「判んないよ?もしかしたら安く上がるとか思ってるのかもよ?」
ルーファウス「交渉してギャラはそれなりのものにしてもらった。参加は自由だ、どうする?」

勿論、何人かは参加する事を決めた。
そして参加する事を決めなかったのは既婚者のレインやルール―などだった。
ちなみに、ルール―が呼ばれたのは・・・なんとなくである。

レイン「私はいいわ。もう着たし」
ルール―「若い子たちで楽しんで来てらっしゃい」
レイン「あ、シェルクたちも行くのよね?」
シェルク「ええ、良い写真が撮れると思うので」
レイン「後で見せてくれる?」
シェルク「いいですよ」
リノア「お義母さんたちも見に来ればいいのに・・・」
レイン「生の晴れ姿を何回も見てたら感動がなくなるじゃない。違う?」
リノア「あ、そっか。じゃあ違わない」

リノアはにっこりと笑った。
いつかスコールと結婚式を挙げる時に自分の花嫁姿に感動を持ってもらえなかったらそれは寂しい事だ。
だからここは我慢だ。
写真で見ても同じじゃね?と思うが、写真と生では違う。

エーコ「それって何時なの?」
ルーファウス「土曜日の昼過ぎ」

女性陣「え〜!?」

ルーファウス「安心しろ、月曜日を休日返上にする」
セルフィ「やった〜!」

しかし、これが大騒動(?)を引き起こす事になるとはまだ知る由もなかった。












そして当日―――某スタジオ―――


ガーネット「じゃあ、着替えて来るわね」
ジタン「いってらっしゃ〜い」

いつもの男性陣は女性陣を見送ってスタジオで待機する事にした。

クラウド「ちょっと待て」
ティーダ「何スか?」
クラウド「俺たちも加わった経緯はどうなった?」
スコール「単に見てみたいからついて来た、以上」
ティーダ「さっすがスコール!無駄がないッス!」
クラウド「・・・もうなんでもいい」

何だか疲れた気分になったクラウドであった。

ギップル「そーいやレノとイリーナは?」
ゼル「仕事が入っていけねーだとよ」
ギップル「アイツらも大変だな〜」
ゼル「そういうお前はアニキは大丈夫なのかよ?」
ギップル「よくぞ聞いてくれた!アニキは出張でいないんだ!」

しかし、呪いがかけられている事に全く気付いていないギップルであった。
この呪いに関しては後々出てくるかもしれないきっと多分恐らく。

クラウド「どんだけ可能性低いんだよ」
バラライ「誰と話してるの?」
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