巻物

□授賞式
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シェルク「それでは、表彰式を始めます。
     一位のアーヴァイン&セルフィ、二位のセフィロス&エルオーネ、三位のヴィンセント&ユフィ、
     それぞれの順位台に登壇してください」


エーコ「いやー、それにしても色々あったね!―――じゃなくてありましたね、解説のキスティスさん」
キスティス「ええ、まさかゴール寸前でアーヴァインが吹っ飛んでくるなんて誰が予測出来たからしら」
エーコ「何があったか読者のみなさんの為にも説明をしてくれませんか?」
キスティス「いいわ。簡単に言うと、風で振り落されたアーヴァイン&セルフィペアはまだ諦めてなかった。
      そこで最後の賭けに出た。それはイフリートを使ってアーヴァインを投げ飛ばすこと。
      実はお題もこなしていたアーヴァインだったのでゴールも可能だった。
      アーヴァインが吹っ飛ばされながらゴールする所を見て動揺したヴィンセント&ユフィペアは速度が落ち、
      そこをセフィロス&エルオーネペアが数センチ差で抜かす。けれどもアーヴァインには追い付かず。
      そしてクラウド&ティファペアは、クラウドがスカートを捲れる事を気にしすぎた為に距離は離されていた。
      よってクラウド&ティファペアは四位になり、クラウドはそこでorz大勢をとっている。
      大体こんなところかしらね」

サイファー「長い上にクラウドの事は触れてやんな」


シェルク「賞状、貴方がたペアはどんな困難をも乗り越え、優勝という栄冠を手に入れました。
     それを讃え、ここに表します。そして賞金100万ギルと世界一周旅行券をどうぞ」

セルフィ「やった〜〜〜!」
アーヴァイン「よかったね〜セフィ〜!」


セフィロス「・・・すまん」
エルオーネ「いいわよ。それより、どこを半周してくる?」


ヴィンセント「・・・すまない、最後の最後で」
ユフィ「いいって。誰でもアーヴァインが吹っ飛ばされてるの見たら驚いて速度落としちゃうって」


クラウド「・・・」

ダンダンダンッ!!(床を叩いてる)

クラウド「俺のバカ・・・俺のバカ・・・」
ティファ「落ち込まないで?ね?こういう事もあるわよ」
クラウド「でも・・・せっかくティファが色々頑張ってくれたのに・・・」
ティファ「・・・クラウドはどうして走ってくれたの?」
クラウド「え?」
ティファ「賞金の為?それともただの気まぐれ?」
クラウド「そんなんじゃない!ただ、ティファの為に・・・優勝して喜んでもらおうと思って・・・」
ティファ「私はそれだけで十分よ」
クラウド「だが・・・」
ティファ「クラウドが私の為に走って頑張ってくれた、それが私には嬉しいの。
     それ以上のことなんて望まないよ?」
クラウド「ティファ・・・!」

シェルク「元気出して下さい。第五ラウンドまで残ったペアには記念品が贈られますので」
クラウド「記念品?」
シェルク「ええ、ティーダ&ユウナペアにはこの大会限定のキューピッドモーグリの抱き枕を贈りました」
ティファ「じゃあ、私たちも―――」
シェルク「『女装クラウドフィギア限定版』が贈られます」
クラウド「いらんわ!!!」
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