巻物

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その頃、女性陣は・・・


エアリス「後は、この鍵を牢屋の外に投げてっと」

エアリスとティファは二人揃って牢屋の中にいた。
本当はもう一つあるので、別々に入りたいのだが、お隣には既に肉のない先客がいるので遠慮した。

エアリス「ザックスたち、早く来てくれないかな?」
ティファ「それよりも正確に二人共ここに来るかどうかじゃない?」
エアリス「多分、大丈夫じゃない?キスティスたちが、上手くやってくれるわよ」

ニコニコと笑うエアリス。
ティファもクラウドが来てくれる事を考えると笑みが止められなかった。
すると―――

ザックス「エアリス!!」
クラウド「ティファ!!」

二人が上手い具合に来た。

エアリス「ザックス!」
ティファ「クラウド!」

二人は喜び顔で立ち上がり、檻まで近づく。

クラウド「大丈夫か?何もされなかったか?」
ティファ「ええ、大丈夫よ」
エアリス「鍵、あそこに、あるわ」
ザックス「本当か!?」

エアリスの指差す先を見てザックスは鍵を拾いに行く。
本当は自分が投げたなんて言わないエアリス。
まぁ、言ったら言ったで面白くない。

クラウド「ん?二人のウェディングドレス、丈が不自然に短くないか?」

エアリスとティファの動きがピタリと止まる。
パインにコルネオどもを成敗しやすく動けるようにドレスの丈を綺麗に切ってもらったのをすっかり忘れていた。
エアリスとティファはお互いに目を合わせたが、すぐにティファが取り繕った。

ティファ「あ、あれよ、コルネオたちがこっちの方がいいって無理矢理切られたの!」
エアリス「そ、そうよ!それで、最後のお楽しみって事で、私たち二人は、ここに閉じ込められたの!」
ザックス「マジか!?」

言いながらザックスは牢屋を開ける。
するとすぐにエアリスがザックスに抱きつき、ティファはクラウドに抱きついた。

エアリス「怖った!」
ティファ「わ、私も!」
ザックス「もう大丈夫だ。安心しろ」
クラウド「俺が絶対に守るからな」

何とか上手く誤魔化せた二人は目で会話をする。

エアリス(ティファナイス!)
ティファ(エアリスこそ!)

とりあえず救出成功したので、城を出ることにした。












モニタールーム


ビビ「クラウドとザックス、無事にティファとエアリスを助けられたみたいだね」
アンジール「出来ない方がおかしいと思うぞ。この状況で」

アンジールの言うこの状況というのは、キスティスとエーコがモニターで監視している事である。

キスティス「ビビはバラライ、アンジールはスコールに連絡してちょうだい」
エーコ「これが二人のルートだから」
ビビ「はーい」
アンジール「仕方ない」
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