巻物

□僕のバカ・・・
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次の日


アーヴァイン「ん〜・・・むにゃ?」

寝返りを打ったアーヴァインだが、足が何かにぶつかった。
ていうか手も何かにあたった。
ゆるゆると目を開けて見ると、視線の先にはセルフィがすぐ隣で寝ていた。

アーヴァイン「なんだ・・・セフィか・・・」

・・・・・・

・・・・・・

アーヴァイン「んんっ!!?」

アーヴァインの目は一気に覚める。

アーヴァイン「せ、セフィ!?」
セルフィ「んあ・・・おはよ〜アービン」
アーヴァイン「お、おはよう。どうして僕のベッドに?」
セルフィ「アービンと一緒に寝たかったんやけどアービン先に寝ちゃって・・・それでこっそり入ったんや」
アーヴァイン「あ、ああ、そうなの?」

狼狽えるアーヴァイン。
そしてとどめを刺される。

セルフィ「アービン、ぐっすり眠ってたからよっぽど疲れてたんやね。何しても起きんかったから」

それを言うセルフィの顔はどこか残念そうだった。
つまり、そういうことだ。

アーヴァイン(僕のバカ・・・)

アーヴァインは激しく後悔した。
多分、今までにないくらいに後悔した。
まさかのセルフィからフラグを立ててくれたというのに自分でへし折ってしまうとは。
まぁ、セルフィの方もフラグをへし折って粉々にはしていたが。

アーヴァイン「あはは・・・ごめんね」
セルフィ「あ、謝らなくていいって!そ、それより準備しよう!ね?」

努めて明るくしようとするセルフィにアーヴァインはただただ力なく笑うしかなかった。





頑張れアーヴァイン負けるなアーヴァイン。
戦いはまだ始まったばかりだ!
希望はまだある筈だ!!






アーヴァイン「時間軸とか適当だけど今日は世界一周旅行最終日だから!!!」


ドンマイ。


アーヴァイン「あんまりだ〜〜〜!!!」










END
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