理事長からの贈り物

予兆だったりその後の話だったりなんとく書いてみたり・・・

◆意地悪 

※オペオムネタです


ユフィ「ふふーん!このアタシもとうとう覚醒90になってアルテマウェポンも装備出来るようになったんだ!何でも来〜い!」

ヴィンセント「随分自信があるようだな」

ユフィ「MAXまで昇華したアルテマウェポンを装備してるし星7防具も完凸してるんだからと〜ぜ〜ん!」

ヴィンセント「なら、あの虫型モンスターを倒してもらおうか」


シュバッ(ヴィンセントのマントの中に隠れる)


ユフィ「が、害虫駆除はアタシの専門外だからヴィンセントやりなよ!」

ヴィンセント「悪いな、気分ではない」

ユフィ「こらー!気分で仕事するなー!」

ヴィンセント「それよりも覚醒90とアルテマウェポンの力を見せてもらおうか」

ユフィ「き、記念すべきアルテマウェポンMAXをあんなしょーもないモンスターで斬りつけるなんて勿体ないよ!もっと大型じゃないとカッコがつかないっての!」

ヴィンセント「ならばこの先にいる大型の虫モンスターを―――」

ユフィ「ヤダ!!」

ヴィンセント「はぁ・・・」


ちなみにコールで呼んでも虫型モンスター相手には来てくれなかったユフィであった

2022/01/17(Mon) 22:29 

◆とうとう語りだす 

つっこさんの『相対性理論』の歌詞の一部である
『君がもたらす幸福と僕が与えてるもの』
『天秤の針はどっちに傾くだろう?』
『イコールだといいな』
からヴィンユフィとシェイド×ファイン(以下シェファ)の妄想を書きました↓



@ヴィンユフィ
まず、ヴィンセントの愛は絶対重いと思う。
でもユフィがそれを大きな愛で包み込む訳で。
それが嬉しくて更にヴィンセントは重い愛をユフィに向けるんだけどユフィはそれに負けないくらい更に大きな愛で包む。
で、気付いたらどっちがその愛の前に屈するかみたいな競争になっていて常に天秤の針は揺れてると思うwww
でもそれが二人らしいと思ってる(*´∀`)


Aシェファ
この二人はまさにイコールだと思う。
シェイドはファインのペースに合わせてくれるしファインはシェイドを気遣いつつ少しずつ距離を縮めて行く、みたいな。
この二人はじっくりゆっくり仲を深めていくイメージがある。
お互いの距離を大切にしてるというか。



皆さんの推しカプの天秤はどうですかね?
私はつっこさんのこの『相対性理論』のフレーズだけでご飯三杯いけるくらい推しカプの関係妄想が出来ます(*´∀`)

2022/01/15(Sat) 23:32 

◆糸電話 

ヴィンセントと背中合わせに座ってお喋り。

顔は見ないし見なくても無表情だろうから。

でもそれは不機嫌だからとかユフィに対して興味がないという訳でもなく、ただ単純に無表情というそれだけの話である。

それよりもお喋りの内容はいつものユフィの他愛の無い日常での出来事。

任務だとか町であった事やテレビで見たものなど色々。

それを今日はユフィお手製の糸電話を使って紙コップ越しに話していた。


「でさー、今日も塀の上にその白猫がいたんだけどもう可愛くてさ〜」

「・・・」


ヴィンセントの背中によりかかりながらユフィは絶えず話を続ける。

それをヴィンセントは目を瞑り、澄ましたような表情で紙コップに耳を当てて聞いていた。


「ていうかヴィンセントちゃんと聞いてる?寝てない?」

「起きている」


ヴィンセントの声が聴きたくてわざとそんな風に聞いたら紙コップ越しに穏やかな重低音が伝わった。

直接耳に囁かれるのも堪らないがこうやって紙コップ越しに聴くのも中々来るものがある。

ユフィは僅かに体を震わせて蕩けながらマシンガントークを再開した。


「ならいいんだけどさ。こっからが面白いんだからね。それでその猫がさ―――」

「・・・」


紙コップに吸い込まれて自分の耳にだけ流れてくるユフィの声を独占出来る事にヴィンセントが優越感を覚えているなどユフィは知る由もなかった。

2021/12/25(Sat) 19:33 

◆コールの間違った使い方(ヴィンユフィ・エスデュス) 

※オペオムネタです




〜ヴィンユフィの場合〜


ユフィ「ヴィンセントよっろしく〜!」

ヴィンセント(何故この程度の雑魚で・・・?)


とりあえずヴィンセントは雑魚を蹴散らした!


ヴィンセント「終わったぞ」

ユフィ「うんうん、ごくろーごくろー!」


ひょいっ(ヴィンセントの体にしがみつく)


ヴィンセント「・・・何の真似だ」

ユフィ「このまま飛空艇に戻るんでしょ?こうした方が楽かな〜って思ってさ」

ヴィンセント「降りろ」

ユフィ「えー?めんどくさーい」

ヴィンセント「その体勢でいる方がより面倒だと思うが」

ユフィ「いーじゃんいーじゃん!連れてってよ!」

ヴィンセント「はぁっ・・・」




〜エスデュスの場合〜


デュース「お呼びですか?エースさん・・って、あれ?」

エース「デュースか、急に呼んですまない」

デュース「それはいいですけど・・・怪我、してないですよね?ミスタップしちゃいましたか?」

エース「いや、珍しい花が咲いていたからデュースに見せたくてコールを使ったんだ」

デュース「エースさん・・・!ありがとうございます!」

2021/12/21(Tue) 20:28 

◆コールの正しい使い方(ヴィンユフィ・エスデュス) 

※オペオムネタです



〜ヴィンユフィの場合〜


ユフィ「ヴィンセントよっろしく〜!」

ヴィンセント「仕方ない」


射撃サタンインパクト!!


ユフィ「サンキュ〜!」

ヴィンセント「フッ」


パンッ(ハイタッチ!)





〜エスデュスの場合〜


エース「くっ、ダメージを負い過ぎたな・・・デュース、頼む!」

デュース「お任せ下さい!」


白のセレナーデ!


エース「助かった、ありがとう」

デュース「無茶しちゃダメですよ?エースさん」

エース「ああ、分かっている」

2021/12/21(Tue) 20:22 

◆大人気ないヴィンセント 

「ああああの、ユフィさん!」

WROの廊下の角を曲がろうとした所で若い男性の声が響いた。
ピタリと壁からはみ出さず足を止めて曲がった先を窺うとユフィの前で一人の男性隊員が両手を後ろにしてそわそわと落ち着きがなさそうにしていた。
ユフィはこちら側を向いていて男性隊員はユフィの方を向いている為、男性隊員が後ろ手に何か持っているのが見えた。
白い長方形の紙で察するに何かのチケットだろう。
それが何のチケットかは知らないし興味もないが面白くないと思った。

「どーしたの?」
「いやぁ、あの、実はそのぉ・・・」
「ハッキリしなよ」
「す、すいません!ええっと・・・」

男性隊員は緊張のあまりしどろもどろになって上手く言葉が出せないでいる。
やりやれ仕方ない、ここは手本を見せてやるとしよう。
ユフィもこちらに気付いていないようだし。
ヴィンセントはマントの下で薄く笑うとワザと靴の音を大きく立てて己の存在を知らしめた。
するとそれに気付いたユフィがパッと花が咲いたような笑顔を浮かべてこちらに駆け寄って来た。

「あ、ヴィンセント!」
「ユフィか、奇遇だな」

バカみたいな嘘を吐く自分に内心自嘲する。
そうとは知らないユフィは嬉しそうに頷きながらいつもの調子でマシンガントークを始める。

「明日任務なんだけどちょー大変な内容でさー!楽しみにしてるドラマが生で見られないんだよね。録画した奴で見るのもいいけどやっぱこーいうのはリアルタイムで見るのがいいじゃん?」
「ユフィ、話なら夕飯を食べながらゆっくり聞こう。どこがいい?」
「セブンスヘブン!」
「では行くとしよう」
「うん、でもちょっと待ってて」

そう言うとユフィは男性隊員の前に立って「それで何の用だったの?」と尋ねる。
しかし男性隊員は悔しそうな切なそうな表情を浮かべて弱々しく一言。

「いえ・・・」
「ふーん?じゃ、アタシ行くね」

「おつかれ〜」という言葉を残してユフィはヴィンセント共に歩き出す。
後ろから男性隊員の嫉妬の眼差しが背中に突き刺さったがそんなものは知った事ではない。
悔しかったら先程の自分のようにユフィをスマートに食事にでも誘ってみればいい。
最も、そんな事はこれからヴィンセントが起こす『意地悪』で粉砕されるのだが。

「ユフィ」
「んー?」
「今度の日曜にカームに行くがお前も行くか?」
「お、行く行く!丁度新しいカフェがオープンしたって聞いてたから行きたかったんだよね〜」

楽しそうにカームのカフェについて語るユフィを眺めつつ敗北の空気を肌で味わって優越感に浸る。
自分でも大人気ないと思うが独占欲が満たされるのでやめられなかった。

2021/12/09(Thu) 20:19 

◆ポッキーの日 

ミッドガルではポッキーの日に好きな人にポッキーを食べさせてもらうと永遠に結ばれるという噂が流れていた


ユフィ「こ〜んな子供染みた噂信じる奴いるのかね〜?」

ティファ「今私の目の前でポッキーの箱を手にスタンバってる忍者の女の子がいるんだけどそれはカウントしていいよね?」

ユフィ「はっ!?ち、違うし!ティファとクラウドを冷やかしに来ただけだから!これ、ティファにあげようと思ってたやつだから!!」

ティファ「あら、そういう事なら貰っちゃおうかな?」

ユフィ「い、今忙しいでしょ!?店終わるまで持っててあげるよ!!」

ティファ「フフフ、そう。じゃあヴィンセントが来るまでお店開けておくね」

ユフィ「はぁ!?な、何であんな奴の事―――」


カランコロン♪


ティファ「あ、ヴィンセント。いらっしゃい」

ユフィ「っ!!?」

ヴィンセント「ティファ、いつもの頼む」

ティファ「はい、ブラックコーヒーね」

ヴィンセント「ユフィ、お前も来ていたのか」

ユフィ「ま、まーね!ちょっとティファと話にサ・・・」

ヴィンセント「そうか」

ユフィ「・・・あのさ」

ヴィンセント「何だ」

ユフィ「今日が何の日か知ってたりする?」

ヴィンセント「何か特別な日だったか?」


ユフィ(やっぱ知らないか)


ユフィ「・・・別に大した日じゃないよ」


ビリッ

サクサク・・・(ポッキーを食べ始める)


ユフィ「ティファも食べる?」

ティファ「い、今は遠慮しておこうかな」


ティファ(ユフィ・・・)


ヴィンセント「・・・」

ユフィ「・・・」

ヴィンセント「ユフィ」

ユフィ「んー?」

ヴィンセント「一本貰っていいか?」

ユフィ「へ?」

ヴィンセント「ダメならいいが」

ユフィ「い、いいよ!あげる!ホラ!!それにしてもヴィンセントがお菓子欲しいなんて珍しいね!どーいう風の吹きまわ―――」


スッ・・・(ヴィンセントが貰ったポッキーをユフィに向ける)


ユフィ「し・・・?」

ヴィンセント「口を開けろ」

ユフィ「へ?」

ヴィンセント「押し込んでいくからしっかり噛んで食べろ」

ユフィ「う、うん!?」

ヴィンセント「いくぞ」


サクサクサクサク・・・(ヴィンセントが押し込んでいくポッキーをユフィが食べていく)


ユフィ「★〇▲■◎※!!?」


ティファ(ユフィがパンクしてる・・・!)


ヴィンセント「リスに餌をやってるみたいで面白いな」

ユフィ「あ・・・うぁ・・・うっ!?」

ティファ「お、落ち着いてユフィ!動物扱いされたのはアレかもしれないけど何より食べさせてもらった事の方が重要だから!」

ヴィンセント「?」

2021/11/11(Thu) 20:13 

◆頼られる為に5(オペオムネタ) 

※オペオム3部7章のネタバレあります
(そしてこの注意を促す文章もこのカッコ書きもこの話が終わるまで使い回します)










そして翌日の飛空艇内のバー


カランカラン


シェルク「マスター、いつもの」

ティファ「かしこまりました」


シャカシャカシャカ


ティファ「いちごミルクです」


ごくっごくっごくっ


シェルク「ぷはー(棒読み)」

キスティス「ハァイシェルク、あれからどうだった?」

シェルク「幸せの壺作戦は大成功でした」

キスティス「どんな風に活用したの?」

シェルク「幸せの壺にそれぞれがお宝だと思う物を入れて最後にお披露目会をしました。お披露目をするまで誰が何を見つけて来たかは内緒なんです」

ティファ「あ、面白そう」

シェルク「とても楽しかったですよ。ユフィが拾ってきたお宝がアルティミシアが落としたであろう愛用の化粧水だったり」

ティファ「・・・・・・ん?」

シェルク「セルフィの拾ってきたお宝がドラゴンボールだったり」

ティファ「・・・んん?」

シェルク「ケイトが拾ってきたお宝がスピリタスが綴ったであろうポエム集だったり」

ティファ「ちょっと・・・」

シェルク「私が拾ってきたお宝がケフカのメイク道具だったり」

ティファ「あの・・・」

シェルク「見張りついでに参加してたキマリが見つけたお宝がロトの―――」

ティファ「ストップ!それ以上は色んな意味で聞きたくないわ!!」

キスティス「終わりよければすべてよし、盛り上がったようで何よりだわ!」

ティファ「何も良いような気がしないよ!?」

シェルク「幸せの壺に乾杯、です」

ティファ「むしろ災いを呼んでると思うけど!?」






END




オマケ


ケフカ「ちょっとちょっとー!ぼくちんのメイクセット持ってったでしょー!?」

シェルク「すいません、置いて行ったのかと思いまして」

ケフカ「置いて行ったんじゃなくて席を外してただけなの!メイクの途中で宅急便が来ちゃったんだから」

シェルク「すいませんでした。メイク道具はお返しします」

ケフカ「次からは気を付けてよね!」


ケイト「ケフカのノーメイク初めて見た・・・」
ユフィ「ケフカー!ちゃんと道具に名前書いておいてよねー!」
ケイト「何のアドバイスしてんの!?」
セルフィ「それから宅急便で何が届いたのー?」
ケイト「何聞いてんの!?」

ケフカ「トレイレットペーパーだよ〜ん」

ケイト「まさかの日用品!?」




今度こそEND

2021/10/25(Mon) 20:27 

◆突然始まって突然終わるワンシーンA 

「ならアタシが気を変わらせてやるよ!絶対に近くにとどまらせてやる!大体今どき根無し草なんて流行らないんだよ!これかは定職に就いてないと女も寄ってこないよ!!」
「お前もか?」
「そりゃ無職でいられると不安・・・ってこれはアンタの将来を考えて言ってるんだからね!?一般論だから一般論!!」
「フッ、確かに無職は恰好がつかないな。仮に誰かと交際をしようとした時に周りに認められないだろうしな」
「そーそー!」
「由緒ある家柄なら尚更だ」
「そーそー・・・って、由緒ある家柄?」
「そうだ。例えば―――国の跡取り娘とかだな」

そこまで言うとユフィは一気に顔を茹蛸のように赤くするとパッとヴィンセントから離れた。
何とか解放されたようである。
代わりにユフィが威嚇する子猫のように早口で捲し立てて来るが。

「なななななな何バカな事言ってんのさアンタは!?頭でもぶつけてきた!?もう一回オメガとぶつかってくる!!?」
「それは勘弁だ。それに私は例えとして持ち出しただけだ。何故お前が慌てる?」
「あ、アンタが意味ありげに言うからじゃん!!」
「意味ありげに言ったつもりはない。だがお前がそう捉えたというのならばお前は意味深げに取ったと―――」
「わーわーわー!余計な事言うなー!!」

少しカマをかけたつもりだったがどうやら当たりらしい。
しかし自分への心配を恋心と勘違いしている可能性だってある。
だから今はまだ、からかい半分で様子を見る事にする。
もしも気持ちが変わらず本気だっとしたらその時は・・・どうしようか。
30年以上罪の事で悩んで来たので流石に悩み疲れてきた。
だから少し休んでから考えるとしよう。
それよりも今は目の前でうろたえる子猫をもう少しからかおう。

ヴィンセントが一歩迫るとユフィは逃げようとして部屋のドアを開けた。
すると仲間総出で聞き耳を立てていたのが発覚してユフィは固まり、ヴィンセントはまた苦笑を溢すのだった。






END

2021/10/18(Mon) 01:12 

◆突然始まって突然終わるワンシーン@ 

オメガが星に還った事を報告してルクレツィアの祠から出たらシェルクに迎えられた。
そしてそのまま飛空艇に乗ってセブンスヘブンに連れて行かれ、仲間たちに勝利と生還のお祝いをされた。
セブンスヘブンの客室を貸してもらえる事となり、その日はその部屋で夜を明かした。
そして現在。

「・・・ユフィ」
「ダメッ」

ユフィに抱きつかれて文字通り足止めされている。
朝起きて、ティファに挨拶をして洗面所を借りようとしたらいきなりユフィが部屋に入ってきて抱き付いてきたのだ。
ティファからユフィが物凄く心配していたとこっそり教えられていたので、心配させた事に対して怒っているのであろう事は大体予測がついた。
やはりここは素直に謝るべきだろう。

「・・・心配をさせてすまなかった」
「ふんだ」
「許してくれるか?」
「どこにも行かないって約束するなら」
「それは・・・」

どういう意味なのか。
逆にどこまでなら行ってもいいのか。
質問の意味を図りかねてヴィンセントは言葉を失くす。
沈黙を否定と捉えたのか、ユフィはより一層抱き締める腕に力を込め、胸に顔を押し付けてくぐもった声で一言。

「約束出来ないんなら離してやんない」

ユフィの様子からして長期戦も辞さないつもりだろう。
マテリアをチラつかせても動いてくれる気がしなかった。
どうしたものかと考えあぐねて溜息を吐くとユフィがまた一言。

「何でみんな黙っていなくなるんだよ・・・」

みんな、と聞いてユフィのこれまでの人生の背景を思い浮かべる。
恐らく大切な人を沢山失ったであろうウータイ戦争、三年前の旅で目の前で命を落としたエアリス、最期の言葉も交わせずこの世を去った者たちを失った悲しみが今回の自分の消息不明と重なってしまったのだろう。
かなり不安にさせたのは想像に難くないしティファの『ユフィが物凄く心配していた』という発言がそれを裏付けている。
そこで漸く自分がとんでもない罪をまた一つ作ってしまった事に気付いて苦笑した。
長年の罪は罪ではなかったと知り、過去の呪縛から解き放たれた先にこれだ。
きっとこの償いも長い時間を要するだろう。

「・・・すまなかった、ユフィ。だが私は帰って来た」
「んでまたどっか行くんでしょ。キノコや苔が生えてそうなジメジメ〜ってしてそうな所にさ」
「今まで行った事がない上にもう行く理由もない」
「信用できませーん」
「それに今回の事件で被害を受けた町の復興も手伝わなければならないと思っている。流石に見過ごす事は出来ない」
「・・・じゃあ一人でどっか行ったりしない?」
「ああ。しばらくはリーブの指示を受けて復興に協力するつもりだ」
「その後は?」
「また世界中を一人で歩き回るかもしれないな」
「・・・」
「だが、それまでの間に気が変わればどこかにとどまるかもしれない」
「!」

ヴィンセントの言葉を聞くとユフィは勢いよく顔を上げて瞳を輝かせてまくしたててきた。

2021/10/18(Mon) 01:11 

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