07/11の日記
09:25
さぁ、遊戯を壊そうか
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全ては遊戯を始めた少女の一言から動き出した。
「飽きた」
呆れ顔で尚且つ、嫌そうな顔で呟く。
周りに、人がそれなりに居たにも関わらず、少女の破滅への合図は聞こえていないようだった。
「面倒になった。“私”の性格一つで狂う友人関係も勉強も進路も。“私”を演じるのに飽き飽きだ。止めよう」
始めは演じるなどと思っていなかった。
ただ、仲良くしたいだけだった。
ただ、一緒に居たかった。
叫ぶ本心を殺して少女は呆れ顔から無表情に変えた。
これをゲームと言うならば、二度とこんな傷は負いたくない。
だからあえて、壊そうと考えた。
「要らないし不要だし不必要だよ。あなた達なんか嫌い。いや、あなた達だからこそ嫌い。
みんなみんな、壊れれば良い」
少女は声音を変えず、ただ無表情に言う。
布で巻かれなかったところからこぼれる銀色の光を見つめて手に取った。
すると、布は役目を終えたかのようにスルスルと擦れ合いながら落ちる。
覆うものがなくなったところからは鋭く光る銀が顔を出す。
「壊そう。みんなみんなまとめて壊そう。遊戯も駒も遊戯台も私が要らないと感じたから、壊していいよね」
黒いグリップの包丁を握りしめ、夜の街に出た。
あとがき
自分勝手少女ww
ちょ、おまwwな作品だが、実は自分の心の声だったりするww
やっちまった★
これから少女は人を消して行きます。
さて、どうなるかな?
な感じです。
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