07/31の日記
11:51
特殊少女の絡まれ日誌-某月某日より-
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私は、悪い人に絡まれやすいという変わった体質である。
だから、誘拐だって何度かされたし、チンピラやヤンキー、不良に絡まれるなんてしょっちゅうだ。
信じられないというなら、今の状況を説明しよう。
「てめぇ、なんか言えコルァ!」
「犯すぞボケェ!」
かなり低レベルなヤのつく自由業さんに絡まれている。
理由は、私がこういう体質だからだろう。
ああ、殴られるな…と思った瞬間、ヤのつく…ああめんどい、ヤクザが動きを止めて怯えだした。
横を見ると、綺麗な人―まさしく「麗人」がぶつかったであろう怯えて腰を抜かしたヤクザを見て
「オッサン達」
何をしているのか、と聞くかのように目を鋭く細めた。
ベタな捨て台詞をはいて逃げていったヤクザ達の背中に麗人は
「覚えてないでいい」
と、つまらなそうにつぶやいた。
まるで…そう、「私のことなど覚えていても良いことはないぞ」と別の意味も込めたかのように…
「あの、ありがとう、ございました」
とりあえず、先にお礼を述べておこうと思って小さくお辞儀をしながら言った。
麗人は、キョトンと礼を言われるのが珍しいのか目を瞬かせ
「礼を言われるようなことはしてない…気をつけて帰りなよ、女の子だから危ないしね」
ふわり、優しい笑みに顔へ血液が集中した。
それに気づいた麗人は心配までしてくれたんだ!
恥ずかしながら、緊張した私は素っ気ない返事しかできなかったし…名前も教えてもらえず風のように去っていった麗人、はきっとまたどこかで会える…とよく分からない確信があった。
あとがき
文字数…っorz
ギリギリです。
下の思い込みラプソディの少女視点でした。
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