08/07の日記

11:59
無し
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《後悔というのは、だいたいが何かを失った後に来るものである》

小説の最後の文を読み終え、閉じる。
後悔……過去におこった事が蘇った。
不器用だったが聡明かつ、可愛らしかったあの子。
きめ細やかな肌、黒いのに毛先が傷んで少し茶色い髪、輝くエメラルドのような緑の瞳には彼女の性格や意志の強さがはっきりとでていた。
大好きだった友人―なんの相談も無しに突如目の前から消えた、あの子。

「……くだらない」

今更、何を悲しんでいる。
今更、何を悔やんでいる。
いくら涙を流したとて、彼女は帰って来ないというのに。
でも、どこかで、いつかへらへらしながら帰ってくると信じる自分もいて。
嗚呼ほら、また勝手に水分が失われていくではないか。
ぽたり、一滴の塩っぽい水が本にシミを作った。



あとがき

久々更新
絶賛病みちゅーです
最近は人が怖く感じます
いや、対人恐怖とか人間不信とかではなく
おかしいな…前まで平気だったのに
まぁ、いつかは治りますんで待っててください

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