オリジナル
□月の影
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夢を見る俺の傍らで
今はもう夢でしか帰れない異国の歌を
あいつは優しく虚ろに歌う
その歌に導かれ俺は浮上し
哀しいあいつと再会した
虚ろな目
血と涙でぐしゃぐしゃの顔
それでもあいつは
月に照らされたその影で
静かに笑っていた
傷だらけ 痣だらけのその手が
優しく俺の頭を撫でる
そして俺はただ
その汚された体を拭ってやるしかできないのだ。
えっと……状況説明した方がいいでしょうか。
こんな文章じゃわかんねぇよって方は次のページに
説明なんて野暮よって方はお好きなように(´ー`A;)