お題
□お題じゃないけどその②
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その①
主人公は幼なじみ二人組。
超仲良しの二人なんだけど、ある日片割れが無実の罪で捕まってしまう。んでその片割れ（以下Ａ）はオレじゃねー！って逃亡
指名手配。残ったもう片方（以下Ｂ）はＡが犯人じゃないって知ってるから陰ながら逃亡を援助。
★Ａはボーイスカウト的な経験があるとかで割とサバイバルできるといい。
★ＢはＡが逃亡した日から口数少なくなるとか性格暗くなると萌え。感性で生きてるタイプの子だったのに、Ａのためにいろんなものを犠牲にして尽くすのもいいとおもう。
★Ａは頑張って逃亡するけど、途中でそんな自分の将来とか考えて絶望して死にたい気持ちになっちゃったり。わりと鬱っぽい性格ステキ。そんなときは深夜の公園の公衆電話でＢのケータイに無言電話。んでいぶかしがるＢの声を聞いて思いとどまる。けどＢもちゃんとＡだってことに気づいてＡを気遣う。
★Ａの家族は事件後家族崩壊一歩手前まで追い詰められる。でも地元に留まって、Ａにテレビとかで自首するように勧める。
それをＢが悲しそうな顔で見てたらいいよ。この人たちはＡの家族なのになんで何も話してやれないんだろう……。みたいな。
★Ｂのおじいちゃんだけは全部知っていて、そんな二人に良くしてくれる。Ｂの良い相談役。けどある日他人をかばって事故でぽっくり。一人で抱え込むことに耐えきれないとＢは苦悩。そんなＢの苦悩をＡは電話とかで感じ取って、見捨てないでくれよと懇願。
★Ｂはおじいちゃんの部屋の秘密の隠し場所（おじいちゃんと二人しか知らない）から通帳を見つける。その通帳には結構な金額の逃亡資金が入っていて、Ｂは一人でもＡを支えていくことを決心する。
★そして一年後、Ｂは全国トップクラスの名門校に進学。Ａは相変わらず逃亡生活。でもお互いに連絡を取り合ったり物資のやりとりをしたりして何回か会ってる。そんなＢに刑事が会いに来る。
★刑事はＡが余りにも長いこと逃亡生活を続けているのは誰かが援助しているからじゃないのか、と遠回しにＢを疑う。
Ｂは素知らぬふり。もうその辺でのたれ死んでるんじゃないんですかなんて冷たいことを言って追い払う。
★少したった頃、電話での会話の中でＡが学校にいたころを懐かしんで勉強したいなぁ発言。Ａ本人も特に意識してないような発言だったけど、Ｂの心に強く残って、Ｂはあることを決意。図書館通いを始める。
★物資支給日に、ＢはＡに自分が使っていた教科書を譲る。Ｂが帰ってＡが教科書を開いてみると、余白がないくらい問題の解説とかがわかりやすくびっちりと書かれてあってＡはびっくりするやら嬉しいやら。
★それから刑事はＢを執拗に疑う。刑事とＢの頭脳戦をここで繰り広げられたら格好いい。
★周りの人たちはＢに同情的。刑事さんに「この子だって傷ついたんですから、もう思い出させないでください！」とかって怒ったりする。Ｂはいいんです、事件解決のためには仕方がないことなんですよとかって言ってしおらしいフリ。
★その頃ＡはＢと連絡が取れなくなって捨てられたと思い込む。やけになって夜の繁華街をうろついてたら独りの女と出会って、一夜をともにする。
★相手の女は孤独なOL。Ａが指名手配犯だって気づいてからも匿い続ける。Ａヒモ生活開始。
★そのうち、ＡとOLは孤独を慰め合ってるだけだと気づく。
★近所からＡの目撃情報が入ってしまう。Ａはこれ以上OLに迷惑をかけられないとOLに別れを告げ、孤独な逃亡生活を再開。
★ＡはＢと決着をつけようと、Ｂに連絡をとる。
★刑事に狙われていて身動きが取れない間に、Ａの消息はわからなくなって途方に暮れていたＢは二つ返事でＡと会う約束を了承し、刑事の監視をかいくぐって再会する。
★Ａを見捨てたくないＢと、Ｂに見捨てられたと思ってるＡが再会して話し合うんだから当然話はこんがらがる。
★ＡとＢはケンカに。Ａが「もう援助はいらない。ふたんをかけてゴメン」と謝り、Ｂから離れていこうとする。
★Ｂ今まで刑事との心理戦で神経を張っていた分マジ切れ。
「ぼくはＡをずっと支えていく覚悟を決めたのにどうしてそっちが離れていこうとするんだよぉぉっ」みたいな。ＡはこんなにキレたＢを見たことがないので呆気にとられて( ﾟдﾟ)ﾎﾟｶｰﾝ
★結局話はうやむやになって元サヤ（笑）に戻る。
★ここまでの流れで実は何年か経っていて、Ｂは大学受験の年。学校の威信を背負った受験生。日本でもトップの大学受験を勧められて辟易。進学したくないですって言って進路指導行き。
★ある夜、名前も知らない男から電話が入る。不穏な感じがして待ち合わせ場所の公園にいくと血まみれで苦しむＡが。
電話したのは最近Ａを匿っていたホームレス集団の一人。
★大怪我をしたのに病院に行けないことで歯がゆい思いをしながら応急処置をするも、Ａは苦しみ続けるだけ。Ａに付きっきりで夜を明かす。
★Ａはなんとか持ち直したけど、このことがあって、Ｂは医学部を目指すようになる。