銀魂

□早く気づいて欲しかった。
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「おい、新八!神楽!寒ぃんだから窓閉めろよ!」


「「………」」


「おいおい、反抗期ですか?このヤロー」


ソファに腰かけ膝の上には愛しく眠る彼女。
大切に腕の中に収め、頭を撫でる。


「おい、新八…神楽!」


そう言ってる俺の足元には動かない二人。
新八の腕は取れ、足は原型を留めておらず、神楽に至っては全身血だらけの無残な姿。


「ったく。お前らがコイツを死んでる。なんて言うから銀さん怒っちまったじゃねーか」






早く気づいて欲しかった。


(お願い、銀さん目を覚ましてください!)
(銀ちゃん!お願いネ、目を覚ましてヨ!!)
(うっせーな…お前らも殺されてぇのか……)









END
 

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