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□4殺 零崎双識ヲ尾行セヨ
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曲識は言った。


今、零崎一賊が置かれている立場を…




「今、零崎一賊が狙われていることは知っているな?」


そう―


今、零崎一賊は狙われている。


確かに――しかし、




確実に。


そしてその事実を人識に向きながら話した。


「あ?ああ、そういや兄貴がそんなこと言ってたな……小さな戦争だっけ?

けど、なんか変な事件が連続して起きてるってだけで、それが関連しているっていう確たる証拠があるわけじゃねえんだろ?」


「だが、レンがそういうならそうなのだろう。悪くない」


そして慈織も言う。


「私も双兄と同じ意見なんです。…今までの事件はきっと、どこかで関連している系と思います」


「あんたらの兄貴に対する信頼は見事だと思うし、俺も色々と被害を受けてるからな。

全く否定する気はないものの、しかし、それと今回のこの尾行、何か関係あるのか?

まさかあの女の子が零崎一賊を狙っている首謀者だとでも言うのか?」



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