隠の王夢
□第壱話
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― バサァ ―
「゛忍道部 ゛だぁ?」
パサ パサ…忍道部と書かれたポスターが床に落ちた
「もうっ 何やってんのよ」 「また 掲示板の取り合い?」
と女子が掲示板の取り合いに文句を入れていた
周りはざわざわと騒ぎになっていた
窓に足をかけていた壬晴と壬雨は外から目線を外し、騒いでいる方を見た
「くだらねェ部活始めてんじゃねェよ相澤!
ここはバスケ部のポスターを貼るんだよ!」
といい忍道部のポスターをビリィッと破った
「あっ」
そしてグシャッと丸めた
「こんな廃れたジャンルは
お家で一人でやってりゃいいだろ!」
「廃れてなんかないよ!
忍は今でも影の世界で
生き続けてるんだ!」
と相澤という眼鏡の男子が叫んだが…
「「「・・・・・」」」
…沈黙が流れた…
「そーだったなァ
テーマパークとかでショーやってるし!
カッコイーよな!!
でも今時「影の世界」なんて有り得ねェーよ!!」
相澤はカ〜と顔を赤くしていた
みんなはあははははははと笑っているところにさっきまで見ていた壬晴と壬雨が す… と入ってきた
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