Novel

□紅
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空が紅く覆われている。

どんよりと、すでに薄暗くなっているそれを見上げた。…龍の刻、ここで待つ、…とだけの置手紙が置いてあった。


最初は行くきもしなかったが、ちょうどその近くへ行く予定があったので、見てみることにしたのだ。



そこは、きれいな夜空が見えると農民や武士にも評判な場所で、酒を飲みながら一夜明かすのがとてもいいといううわさがされていた。
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