映画/flat夢
□或る会話
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「フランク」
「ああ、なんだ」
「…ポロシャツ、似合わないわね」
「……ナツメ」
「だって腕も胸も首もとても綺麗に筋肉がついているのよ？
ぴったりくっついて、何かヘンだわ」
「服がなかったんだ、仕方がないだろう」
「…そうだけど、…だって」
「君は似合う服があって良かった」
「これ？…そうね、色も綺麗だし」
「とても似合ってる」
「ありがとう」
「…なるべくなら早く着替えて欲しいが」
「？…どうして？」
「肌が…よく見える。触りたくなるな」
「…！フランクッ！」
「早くスーツに着替えたいんだがな…」
「…っそうね。私もスーツの方が好きよ」
「なら、…今度、スーツのまま…」
「…!!!フランクッ！」
「家も服も金も思いでもすべて燃えた」
「…ええ、そうね。…アルバムも」
「でも、君が居る」
「……フランク」
「愛してるよ、ナツメ」
「…私もよ、フランク」
「新しく、家も服もアルバムも思い出も…２人で」
「…ええ、フランク。あなたがいれば」
「…あとはナツメが気に入るスーツを揃えればいいな」
「もう！」
「まずはスーツか…」
「フランクッ!!!!!」
＞君が、あなたが、傍にいてくれれば。