どマイナー夢

□再会
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「久しぶり、ナツメ」

「…はい」

「………名前、呼んでくれないのか?」


シドさんの優しい声。
勘違いをしてしまいそうだ。
私とシドさんとの間には、何も関係はないのに…。


「シド…さん」


呼ぶ声が震えそうだ。
こんなにも愛しくて、気持ちが膨らんでいく。


「ナツメ。…会わせたい人が」


そう言ってシドさんは私の手を引いた。
シドさんの手はやっぱり少し冷たくて、皮膚が薄くて。
引かれるまま、私は歩いた。

シドさんの、綺麗な髪を目印に。




>光を集めるために、そんなに綺麗な色をしているのかしら?
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