どマイナー夢
□真実の物語
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真実の物語
連れてこられたのは、林の裏の小屋。
なんでも離れだそうだ。…どこの離れ?
「こちらアラン。で、こっちがガレット・ノヴァ」
「どうも」
「よろしく」
「は、…い。よろしくお願いします」
「で、リディ。本名はリド。で、弟のエドにエル」
「…はぁ」
「で、シド」
「……はぁ」
「覚えたか?あとで聞くぞ?」
「っえ?!」
ずらりと並んだいい男達。
シドさんリドさんエドさんは美形3兄弟。
でもやっぱりキラキラと輝いているのは、シドさんだけ。
…恋の欲目も、きっとあるんだろうけれど。
「で、この間の話し。…覚えてるな?」
「神さまの、話…」
「そう」
シドさんは頷いて、ガレットさんに目配せをする。
するとガレットさんはそれに微笑みを返して、ポケットから何かを取り出した。
手渡されたそれを見て、私は叫びそうになった。
神さまが、いた。