アイシールド21夢

□特別な日
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日曜日も相変わらずのハードな練習。
毎日毎日アメフト漬けで、楽しいけれどちょっと疲れたなと思ってた。
だから珍しく昼休憩の時にモン太とコンビニに行こうと予定を立ててた。
昼休憩になって、慌てて着替えていると棗も同じように着替えていた。


「あれ、棗もどこか行くの?」

<コンビニに行こうかなって。まもりさんにもヒル魔さんにも許可貰ったよ>


その偶然にモン太と笑って、僕たちは3人でコンビニに行くことにした。
僕もモン太もお弁当はあるから、他のものを買う予定。
モン太はさっきからバナナ、バナナッと歌っていて棗と笑ったら怒られた。
だけどその怒り方が、ムッキィィィと言って怒るからまた笑いそうになって危なかった。
僕も棗も特に買う物を決めていた訳じゃなかったけど、コンビニに行くのは何でか楽しみだった。


「でも珍しいよな、棗が部活抜けてコンビニ行くの」

「そうだよね。それにもともと棗ってコンビニあんまり行かないよね?」

「(こくり)」


棗が頷いて僕たちは口を揃えてやっぱり、と笑う。
棗は、例えばパン屋さんだったり、アイスクリーム屋さんだったり、雑貨屋さんとかは似合いそうだけどスーパーとか、コンビニとかには似合わない気がする。
そう言うと、モン太は確かにそうだよな、と同意してくれた。
棗は少し拗ねながらスーパーだってお使いで行くよ、とふくれた。


「お弁当持ってくるの忘れたとか?」

<持ってきたよ、ちゃんと>

「ならなんでだ?」

<ん〜…気分、かな。お菓子食べようと思って!>


棗の喜びに弾む足取りが早まって、棗はついに走り出した。
その横顔が本当に嬉しそうで何でか僕まで嬉しくなって、モン太と2人で棗を追いかけた。
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