□それぞれの夜明け
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ナツメを部屋まで送り届け、ムスカと将軍が廊下に2人きりにされる。
ムスカも将軍も互いに互いを嫌っているため口をきかない。
だが、別れ際にムスカが高飛車に言い放った。

「将軍、いつまでもナツメさんを縛り付けておくのはいかがなものかと思いますよ」

「なんだとっ?!」

「ナツメさんも一応はラピュタ探索の一員。自由を与えないことは良くありませんよ」

「ぬぬっ!…ぉお前には関係ないだろう!」

「…本当にそうお思いで?」

「!!!」

ムスカがニヤリと含み笑いをすると将軍は顔を真っ赤にして身体全体で怒りを表す。
その姿を見てムスカは笑みを深くする。
そして自身の部屋に向かうためスーツの裾を翻して、いやみたらしく挨拶をした後、部屋へ帰った。




それぞれの夜明け
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