短編
□魔法の言葉
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窓から漏れる朝日の光に照らされ、銀時は目を覚ました。
銀時は時計に手をのばす。
「…まだ5時じゃねーか…。」
いつもならすぐに2度寝をするが、今日はなかなか寝つけない。
ふと、部屋の片隅に掛けてあるカレンダーに目をつける。
『10月10日』
今日の日付だ。
「……そうか…。誕生日か…。」
誰に言うでもなく、ポツリと呟く。
今、万事屋には銀時しかいない。
神楽と新八は、お妙の家に泊まりに行っている。
いつもより静かな部屋で銀時はいつもの服に着替え、
外に出かけるのであった。