詩・短文

□FIND THE WAY
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 少女には答えが浮かびません

 だから、こう言いました。

 
 道を教えてよ。

 私の道はどこにあるの?


『フン。所詮下等生物だな。

 
 貴様が歩むべき道を

 我が輩が知る訳がなかろう』

 
 少女は泣きそうな顔で俯き

 もう通り過ぎよう

 諦めて一人で行こう

 そう思いました。

 
 ところが、

 次の言葉に足を止めました。


『だが 我が輩は

 そばにいることはできるぞ』

 
 ……………

  え………?


.
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