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□天然 〜浜面×滝壺〜
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第7学区のとある病院に彼はいた。浜面仕上。元スキルアウトのリーダーだったが、崩壊後アイテムの下っ端構成員となるがアイテムも崩壊し、現在ではただの暇人と化している。
隣にいるのは絹旗最愛。元アイテムの構成員で大能力者(レベル4)。
今日は体晶の使い過ぎで倒れた元アイテムの構成員、滝壺理后のお見舞いに来ていた。
「それにしても浜面からお見舞いなんて超珍しいですね」
「お前は滝壺が心配じゃねえのかよ?」
「浜面よりは超心配してますよ」
浜面は可愛くねえと言いながら病室の扉を開ける。
扉の向こうには滝壺理后が眠っていた。
「タイミングが超ハズレでしたね」
「………………」
浜面は反応しない。
「(………スゲー可愛い)」
浜面は滝壺の寝顔に見惚れていた。
「あのー浜面、超話聞いてますか?」
「え?何だ、俺は滝壺のことなんざ───」
「浜面は滝壺さんを超頼みます」
「……絹旗?」
「私は超喉が渇きました」
絹旗は病室から出ていく。
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