short

□コンタクト
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今日は随分疲れた。やけに質問が多く、授業が終わってもなかなか切り上げてこれなかった。

生徒はそれなりに可愛いけれど、塾講師としてはなかなか入れ込むことはできない。学校の教師と違って、明らかに俺たちの仕事は学業に重点を置くからだ。

小さくため息をつきながら時計を見る。

―――あぁ…。もう閉店まで15分もないじゃないか。

ここのカフェは落ち着いていて、長居をするのに最適なのに。
特にここのカプチーノはくせになる。

ため息をつきそうになって、でもそれに気づいて直前にそれを飲み込む。

「―――失礼します。お待たせしました、カプチーノです」

幸いすぐにカプチーノはやってきて、それなりに味わうことはできたけど。
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