07/04の日記

03:47
世界平和は死にました。
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*音也→主人公ちゃん(うた☆プリ)



空が青い。
開いた場所から眺める空はそれはもう広くて、俺の存在の小ささが際立った。

「かわいかったなー…」

今日は天気が良くて、それが嬉しくて楽しくて。わくわくしてたら音楽がここにきてくれたから七海に会いたくなって学園中を探してた。廊下を曲がったところで見つけたから声かけようとしたんだけれど、どうしてかできなかった。
トキヤといたから。なんてことはいつもなら関係なく声かけていたのに、隣にいた七海がすっごく可愛く笑っていたんだ。トキヤもトキヤで穏やかに笑っていた。普段ツンツンしてて小馬鹿にしたように笑うトキヤが。
まるで全身で「好き」って言ってて、七海もそれに応えてた。
そうなんとなく思ったとたんモヤモヤが広がって心がズキンズキンと痛んだ。

その場から逃げてきて、ベンチの上で空を眺めていたらまた違う音楽がやってきた。ちょっとずつ声にするように歌ってみたら一つの答えを見つけた。気付けなかった感情と出逢えた。
俺の中にずっといたのに、ごめんね。鈍い俺でごめん。
七海が好き。だった。
まだ、過去形じゃないけど、今さらそんな事言っても遅いもんね。

あーもー!らしくないぞ。
こんなときはおもいっきり歌おう。めちゃくちゃでも、なんでも。

好き。好きだよ。好き。だーい好きっ。多分ずっと好きだった。笑っててほしくて側にいたんだ。君はいま幸せですか。ですよね。そうじゃなきゃおかしいもん。幸せでいてね。ずっとずっと笑ってて。ホントにホントに大好きだったよ。


「あれ、虹だ…」


涙と一緒にバイバイ恋心。

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