07/29の日記
04:08
ジェリーポップ
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※笠松先輩お誕生日おめでとう記念の黄瀬×笠松(キャラが迷子です)
あーあー大惨事。こりゃ後で母さんに怒られるね。
誰かをコピればもっとスマートだったんすけどね、こればっかりはオリジナルでいかなきゃダメっしょ。
その結果が撒き散らした小麦粉や山のような洗い物とひしゃげたケーキ(と言い張る)でも。オリジナルラブをプレゼントしたいじゃないか。
「せーんぱいっおはようっす!!」
「おはようございます。だろ、ちゃんと敬えアホ」
「おはようございますぅ」
学校は夏休みに入ったけども部活があるから関係ない。今日も朝から日が暮れるまでずっと先輩といられる。
「ん?ずいぶんでっかい荷物だな…」
「へへっ、先輩はい!お誕生日おめでとうございまーっす」
「おお…さんきゅ」
「俺の愛たっくさん込めたんで!」
「うわぁ…胃もたれしそうだな」
「酷っ」
そんな軽口を叩きながらリボンをほどく。
「…期待してなかったけどひどすぎるだろ」
「見た目がちょっと悪いだけっすよ大丈夫っす」
「どこがちょっとだバカ野郎、すでに残飯じゃねーかよ」
「それ言い過ぎっす」
恐る恐ると言う表現が似合う動きで先輩がフォークを口に運ぶ。
「っっっ、やっぱり生焼けじゃねーかお前も食ってみろ」
促されて俺も一口。
「ぅ。不味い…」
膨らみが足りないと思ってたスポンジはぐちゅりなんて、到底ケーキの効果音では聞かない音がした。クリームもドロドロで舌触りが気持ち悪いし時期じゃないイチゴは酸っぱいだけだった。これを一口食べてくれたなんて、やっぱり愛されてるなー。
「つーかコピってから作れよ、もったいない」
「…わかりました、今日部活が終わったらお菓子つくるの得意な子のとこ行ってきます」
「あほか死ね」
すぐに殴りにかかる先輩だけど今日は俺オリジナルの殺人ケーキをくらわされた。我ながらすげー不味い。
「お前、俺のことが好きなんだろ?」
「はい。超好きです」
「ならなんで、今日…他の奴んとこ、行くんだよ…」
顔真っ赤にして、震えながら強がりの中に普段は絶対見せてくれない甘えを見せられたら、理性なんかぶっ飛ぶ。
血管を通って全身にきゅんきゅんがいき渡る。
「先輩まじ好きっす」
「うるせえ、離せ。練習始めるぞ」
「はーい、帰り先輩ん家寄っていいっすか?」
「ぅ…しょうがねぇな」
「いっぱい愛したげるっす」
「断るっ」
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なんかぐだっとしちゃったなあ。笠松先輩ホント好きっす!
光はたくさんの人にお祝いされてるけど、先輩は…ね(笑)
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