□嗚呼、蒼い君
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私は冷酷な殺人鬼。

そして奴は敵だ。

こんな感情、
持ってはならない…













数日前。

私は夜中に武器を調達しに行った。

すると、
よろよろと歩くトリが居た。

まさしく千鳥足だな、
そう思い、鼻で笑った。

どうやら奴は酔っているようだ。

酒に弱そうな面をしているが、
やはりそうらしい。

今の情けない姿を馬鹿にするのもいいが、

面倒事に巻き込まれたくないので、
知らぬふりで通り過ぎようとした。

しかし、

ばちり、と奴の蒼い眼に私の姿が映った。





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