特殊能力開発専門学校

□予選第二回戦
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相手は、あの炎瞳だからな…。どうしようか。炎を操っているのを見たことがある。
とりあえず、武器を用意しないといけないんだけど、僕の場合はガラスが必要だな。ガラスを買う
ために学校の購買部に向かった。ここの購買部には何でも買うことが出来る。店に並んでいなくても
大抵のものは注文出来るらしい。そこで、ガラス製品を探した。

「ん〜、どれも高いなぁ。」

ガラスを武器として使うとしても、消費する武器だからかなりの量が必要になる。安いものを必死に
探す。ガラスといえば…ビン!?
ビンは持ち運びにくいな。変形は出来るのだから、ただのガラス玉でいいんだけど。

「あ、そうか。ビー玉!!」

購買部はおじさんが一人で全部経営しているようだ。おじさんに聞けば何でも分かるので
聞いてみることにした。

「あの、ビー玉ってありますか?」

「30個で、500円だよ。」

おじさんはそういって、ビー玉の入った網の袋を取り出してきた。
袋を受け取り、闘技場に向かった。袋から出すのは面倒だから、ポケットにしまっておいた。

第二回戦 大原トオルVS炎瞳ヒカル

「試合開始です。」

相手はあの炎瞳だからな、手加減なんてしてられない。本気でいかないと…
ポケットからビー玉を取り出し、指の間に4つずつ持ち、先を尖らせる。
こいつでとりあえず、遠距離から攻撃だ。

「シュッ」

4本ずつ投げた『硝子の刃(ガラスのやいば)』は、炎瞳の方へ飛んでいったがあっさりとよけられてしまった。
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